年末年始は自分自身を見つめ直すチャンス!一年間を振り返る方法を紹介します

意外と長い一年間

年末になると、一年間の振り返りを行う機会が多くなります。一年というのは短いようでいて結構色々な変化があるもので、きちんと振り返りを行わないと多くのことが遠い過去に忘れ去られてしまいます。

流行語大賞や紅白歌合戦に代表される年末の音楽番組のチャートなどはいい例で、「この曲って今年の曲だったんだ!?」とか、「うわっ!この言葉すごく懐かしく感じるけど今年流行ったんだ!」といった感覚は誰しも感じたことがあるのではないでしょうか。

人生の貴重な365日を消費して何ができたのか

自分自身についての振り返りもそれと同じで、急いで駆け抜けてきた一年のように感じても、きちんと振り返ってみると色々なことがあった一年間だったことに気が付きます。

人生は3万日と言われています。そのうち365日を1年間で消費?します。歳を重ねるに連れて、「流れる月日をもっと大切にしなければ!」と考えるようになりました。

人生の貴重な365日を使って自分が何を達成して、何が変化したのかを振り返るため、Nicolは数年前から、以下のような観点で考える時間を持つようにしています。

・今年、達成できたことは何か
・今年、一番、心に残ったことは何か
・今年、変化したことは何か

振り返りを行うことは以下のような利点があります。

・自分の人生観を改めて整理することに繋がる
・来年の目標や行動計画をたてる材料になる

本記事では、Nicolが毎年の振り返りをする際に行っている方法を紹介したいと思います。

[adsense]

3ステップで自分の一年間を振り返る具体的な方法

自分の一年間を振り返る具体的な方法を紹介したいと思います。Nicolが行っているのは以下の3つのステップで、項目をノート(最近はExcel)に書き出すという方法です。

書き出すのに何か特別なツールを用意する必要はなく、ノートが一冊あれば振り返りできます。PCで作業するならば、テキストエディターでもなんでも構いません。

ステップ1.達成したことを書き出す

自分がこの一年間で達成したことをできるだけ多く書き出してみましょう。全体を通して言えることは、定量的に測定できるものがあればベストですが、そうでない場合でもとりあえず書き出してみるということがポイントです。

新しく始めたこと以外に「やめたこと」も一つの達成といえます。良いものを自分の人生に取り入れることも大切ですが、悪いものを排除していくこともまた大切です。

1-1.社会、仕事

仕事に関しては、会社で定量的に記録する仕組みがある場合が多く、比較的振り返りやすいのではないかと思います。観点として以下のような内容が考えられます。

  • 完了した案件の数
  • 働いた時間
  • 得た収入
  • 新たに身につけたスキルや資格
  • 業務上でやめた事

1-2.人間関係

人間関係は、もっとも振り返りが必要な項目です。家族や大切な人物との時間を過ごすことが出来ていたか、関係性を良くすることが出来ていたか振り返ってみましょう。観点として以下のような内容が考えられます。

  • 家族と過ごした時間
  • 家族や親族との関係性
  • 新たに知り合った人
  • 新たに関係性を向上させた人
  • 新たに自分が所属したコミュニティ
  • やめた付き合い
  • 脱退したコミュニティ

1-3.趣味

趣味のことは書き出しやすいのではないでしょうか。振り返ってみると意外と頑張っている自分を発見できるかもしれません。

  • 趣味に費やした時間/回数
  • 残した成績
  • 新たに始めた趣味
  • やめた趣味

1-4.生活、健康

健康に気をつけている人や、スポーツをやっている人は取っているかもしれませんが、「生活のログ」というのは自分を振り返るとても良い材料です。生活のログには例えば以下のようなものがあります。

  • 走った距離
  • 毎日の歩数
  • 毎日の消費カロリー
  • 平均の睡眠時間
  • 就寝時間/起床時間
  • 平均の摂取カロリー
  • 身長/体重/体脂肪率など身体の変化
  • 始めた習慣(早寝早起き、自炊、運動、など)
  • やめた習慣(タバコ、夜更かし、○時以降の食事、など)

意識していないとなかなか難しいものですが、自分の生活習慣や健康に関することで記録しているデータがあれば、一年間を振り返って整理してみると良いでしょう。

1-5.経済、財産

こちらも定量的に把握しやすい項目ですね。無駄な出費を見直したり、経済面での人生設計を行うのに大切な材料となります。

  • 収入
  • 支出
  • 手に入れた財産
  • 失った財産
  • 借り入れの状況
  • 定期的な出費
[adsense]

ステップ2.達成できなかったことを書き出す

ステップ1とは反対に、目標としていたけれど達成できなかったことを書き出してみましょう。

これは、事前に目標をたてておかないと評価がしづらいと思います。「今年は目標なんて立てられていないよ」という人は、思いつくものを書き出してみるだけでも構いません。このステップも、頭のなかにあるものを吐き出すという意味で、とにかくたくさん書き出すことがポイントです。書き出したものは、来年の目標を立てる際に、とてもいい材料になります。

達成できなかったことが沢山あると目を背けたくなり、自分自身の現状に自暴自棄な気持ちになるかもしれません。しかし、だからこそこの機会に知ることが大切だと思います。自分が達成できなかった何かに向き合うことは、それを達成するための第一歩です。

ステップ3.心に残った出来事を書き出す

ステップ1と2はどちらかと言うと、客観的に振り返って分析することが目的でした。ステップ3で注目するのは、「自分の心や感情」です。

手帳やSNS、ブログなどで日々の出来事を主観的に記録していると、当時の感情を思い出しやすいです。自分の心と向き合うことは、「自分が大切にしているもの」を考えるために必要不可欠です。

3-1.思いついた出来事を書き出す

楽しかったことや悔しかったこと、言われて嬉しかった言葉やショックだった出来事などを思いついたものから書き出してみましょう。

ここでも、とにかくたくさん思い出して書き出すために自分の記憶に残っていることであれば些細な出来事でも構いません

3-2.モチベーション・カーブを描く

一年間の自分のモチベーションの状態をグラフで書いてみましょう。年初からスタートして、モチベーションの上下を曲線で表現します。その際、モチベーションが高まった出来事や、反対に下がった出来事をメモ書きします。自分のモチベーションの値は相対的なものなので難しく考えずに感覚的に描いていくことがポイントです。

図. モチベーション・カーブの例

完成したモチベーション・カーブを眺めてみると、自分がどんなときにモチベーションが高まり、どんなことがあるとモチベーションが下がるのかという事を把握できるようになります

あとがき

いかがでしたでしょうか。年末年始は時間も取りやすく、落ち着いて振り返りを行う絶好の機会です。振り返りを行うことで、翌年の目標も立てやすくなり、新年のスタートダッシュを切ることができるようになるはずです。

次回は、振り返りの結果を使って、新年の目標を立てる方法をご紹介したいと思います。

問い合わせフォーム

2 件のコメント

  • coyoさんこんにちは!一年を振り返る方法の記事、大変興味深く読ませていただきました!自分もこの方法でやってみたところ、自分の価値観について思いがけない気づきがたくさんありました!ありがとうございました!振り返りの結果を使って、新年の目標を立てる方法の記事も楽しみにしています!!どうぞよろしくお願いします!!

    • でこさん、こんにちは!サイト管理人のcoyoです。お返事が遅くなり申し訳ありません。振り返り記事について、コメントありがとうこざいます!でこさんの気づきの一助になれたこと私も嬉しく思います。新年の目標を立てる方法についても、これから記事にしようと考えていますので、是非ご覧いただければと思います!!

  • coyo へ返信する コメントをキャンセル

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください