新人SEの強み作り ~まずは一つ得意分野を作る~

 

まずは一つ、何かの「専門家」になろう

新人SEがステップアップを目指すときには、何か自分がチームに貢献できる仕事を探し、そしてそれを、今いるメンバーの中で自分がトップクラスにできる状態=「専門家」を目指そう。

 

 

トップクラスを目指すというと非常にハードルが高く感じるかもしれないが、専門家になる仕事は、難しいことでなくとも良いのだ。ここでいう「専門家」とは、新人SEとして、チームに貢献することができる個性を持っていて、それが周囲から認知されている状態だ。

 

 

 

例えば、「新人SEの仕事で議事録係になることが多いから、議事録のプロになろう!」と考えたならば、上司から指示されたもの以外であっても自分の出席する会議の議事録は全て自分に取らせてもらおう。また、必ず会議が終わって1時間以内に送信する。など、ルールを自分で設けよう。そうすることで、自分が「専門家」になるために他と差別化できるような要素になるのだ。

 

 

それを続けているうちに、あなた自身の議事録スキルは向上するし、あなたを呼べば議事録を取ってくれるということが周囲に認識される。そうなれば、あなたはただの新人SEではなく、「議事録を取るのに使える」新人SEになる。そうして得意分野が自他共に認められるようになったあなたは、新たな仕事のチャンスを得られるようになり、仕事の幅が広がっていくのだ。

 

なぜ一つ専門分野ができると仕事の幅が広がるのか

 

上記の例で言うと、議事録を取ることでドキュメント作成のスキルが高まるのみならず、議事録を取るために色々な会議に呼ばれるようになったあなたは、他の新人SEに比べて色々なプロジェクトの情報を手に入れることができるようになる。

 

また、様々な会議に顔を出し、毎回的確な議事録を素早く送ってくれるあなたは、会議での発言が無かったとしてもその場に参加したメンバーからの評価は高まるだろう。

 

こうして議事録作りを専門家としてこなしたあなたは、それを通じて自然と自身の視野を広げ、人脈を作ることができるのだ。

 

このように、もし自分が「専門家」になった仕事が直接的に次の案件に役に立つものでない場合であっても、間接的に仕事の幅を広げることにつながる。自分の強みを使ってチームに貢献しているうちに、新たなチャレンジのチャンスを手に入れることができるのである

 

専門分野の作り方

「専門家」になることでそれを足掛かりに仕事の幅を広げることがきると述べたが、どうしたら自分が「専門家」になることができるのだろうか。また、どんな分野を選べばよいのだろうか。

 

専門分野を作る際のポイントは以下のようなものがある。

 

ポイント

・選り好みしない

新人SEが自分でどんな仕事をするか選べる職場は少ない。与えられるタスクの中に自分が専門家になりたいと思えるような面白い仕事が無いということも多いだろう。しかし、現状の仕事は専門家になるに値しないつまらないものばかり、と感じてしまうことは間違いだ。つまらない仕事ばかりなのであれば「つまらない仕事を誰よりも早く確実に嫌がらずにやる新人SE」という専門家を目指せばよい。

 

・継続する

「専門家」になるということは一朝一夕でできる事はなく、当然、地道な努力の積み重ねが必要だ。議事録の例であれば、自分の仕事が忙しくても出席した会議の議事録はチームのためにいち早く作成することを続けなければならない。当然、仕事の負荷それにより高まる場合も有るだろう。そうしたときに、余分な頑張りをすることが嫌になることもあるだろうが、途中でやめてしまわないためには、自分自身が将来やりたい仕事を実現するためにやっていることだと、前向きに捉えることで努力を継続していこう。

 

・プラスアルファの課題を自ら設定する

「専門家」になろうと思ったら、その分野に関しては他者と比較して一日の長があり、継続的に自分の能力を高め続けていかなければならない。小さなことでも良いので、改善のための目標をたてて、それを実行していこう。ほんの少しずつで良いので、改善を積み重ねていくことで、周囲に「専門家」と認知される頃には相応の力がついているはずだ。

 

・チームに貢献する

業務にまったく関係の無いことで「専門家」になることは難しい。なぜなら、「専門家」は、周囲から認識されてなるものだからだ。そのためには、自分の専門分野はチームに貢献するものでなければならない。

 

例えば「議事録を取る専門家」や「設計書の記載を改善する専門家」はチームに貢献できるが、「朝早く出社する専門家」はそれだけではチームに貢献することはできない。そういった場合は「毎朝早く出社して最新技術動向をチームに共有する専門家」を目指すなど、チームに貢献できる方法を検討しよう

 

まとめ

社内やチーム内で、「○○のことならアイツが専門家だ」という状態になればしめたものだ。

 

新人だからと、これまで歯がゆい思いをしてきたという人も、その分野に関しては、第一人者として立派にチームに貢献し、周囲からも認められる存在になっていることだろう。それはあなた自身に、ステップアップのチャンスと、仕事の充実感を与えてくれるはずだ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です