日本のロボアドバイザーの手数料は高すぎる

本記事ではロボアドバイザーの投資をオススメしない理由を紹介します。日本では、WealthNavi(ウェルスナビ)やTHEO(テオ)といったサービスが有名ですが、日本のロボアドバイザーは手数料が高すぎて使い物になりません。

 

 

巷で「ロボアドバイザー」についての記事を調べてみると、ロボアドバイザーを使った投資を勧める記事ばかりが出てくるので、本項ではあえてロボアドバイザーのマイナス面に注目してみたいと思います。

 

 

そもそも、ロボアドバイザーとは?

ロボアドバイザーとは、コンピュータプログラムを用いて、自動で資産運用を行うサービスです。利用者はロボットから出されるいくつかの簡単な質問に答えるだけで、自分に最適な投資プランを知ることができます

 

年齢や資産の状況などを鑑みて商品をロボアドバイザーが選んでくれるだけでなく、商品の発注や資産の配分の調整、投資する商品のバランス調整(リバランス)などを、利用者の代わりに行ってくれるサービスです。

 

 

ロボアドバイザーでの投資はオススメしません

ロボアドバイザーを利用した投資は投資に関する知識がない人向けの商品です。勿論、ロボアドバイザーのコンセプトや価値は理解できますが、手軽に投資ができる事以上に注意すべき点があります。coyoは証券外務員・2級FP(フィナンシャルプランナー)・証券アナリストなどの資格を保持しており、金融業界にITサービスを提供してきた経験があります。そうした立場から見て、これらのサービスをオススメしない理由はひとえに手数料の高さです。

 

 

最初に結論をお伝えすると、coyoはウェルスナビもテオも現状では手数料が高すぎて、少なくとも現状では、多少なりとも投資経験のある人は投資する価値なしと判断しています。ただし、取り組みそのものは日本の金融市場の高度化に貢献する素晴らしいものであり、今後こうしたサービスが増えてゆくことで、日本人の金融リテラシーも高まっていくと考えています。

 

 

これまで敷居の高かった国際分散投資の新たな手段を日本人に提供している点は素晴らしいです。しかし少々過激な言い方をしますが、2018年8月現在でWealthNavi(ウェルスナビ)・THEO(テオ)共に「愚か者の税金」付きの商品と言えます。

 

手数料1%は驚くほど高い

WealthNavi(ウェルスナビ)・THEO(テオ)ともに手数料は預入金額の1%です。(預入金額や期間が長くなることによる割引サービスはあります。)世界全体の株式に投資したとして、精々数%の成長率です。国内のロボアドバイザーに投資すると、この内1%が手数料に取られます。coyoがこれらの商品をオススメしない理由はひとえにこの手数料の高さに尽きます。

 

 

手数料の1%を高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれかもしれませんが、金融の世界では世界全体の株式に投資した際の期待リターンは5~6%とされています。ウェルスナビのホームページ上で紹介されている1992年1月から2017年1月までの過去25年間のポートフォリオのパフォーマンスは6%とされていますが、これは妥当な値であると考えられます。

 

 

仮に6%のリターンが得られるとした場合、そのうち1%というと1/6つまり約16.6%です。言い換えると、あなたの金融資産をリスクにさらして得られる利益の16%以上が手数料として支払われているということです。2018年の消費税は8%ですが、消費税の2倍以上の手数料が取られているということですね。こうして考えてみると、1%という手数料がどれほど高いかイメージ出来ますね。

 

世界ではどうなのか?

1%の手数料が高いことはわかりましたが、世界的にはどうなのでしょうか。アメリカのロボアドバイザー大手Welthfront(ウェルスフロント)の手数料はなんと0.25%で、日本の1/4です。さらに、100万円以下(1万ドル以下)は手数料無料という太っ腹具合。どうしてこれほど差があるのでしょうか?coyoは、国民の金融に対する知識量(金融リテラシー)の差が、大きな要因だと考えています。

 

 

アメリカ人はお金に対する知識や経験が豊かであり、投資に対して積極的な国民性を持っています。そうした背景もあり、ロボアドバイザー登場以前から、例えば投資信託の世界などでも激しい競争の中で生き残った優秀な金融商品が多く存在していました

 

 

反対に日本人はお金の教養が無いので、金融機関も激しい競争をする必要がありません。手数料が高いか安いか、みんなよくわかっていないからです。当然、手数料を高く設定しても購入してくれるので、わざわざ安くする必要はありませんねここでも極端な言い方をすると、一部のお金に詳しい層が、そうでない層からむしり取っている構図になっています。(coyoもその一端を担っているので、こうして書くのは若干心苦しいのですが。。)

 

とはいえ・・・。ロボアドバイザーの存在意義は?

日本のロボアドバイザーは、まだまだ無知な国民性に合わせた商品であることはわかりました。ではロボアドバイザーに投資を行わず、銀行に預けておくことが良いのでしょうか?答えはNOです。

ここまでさんざん否定的な意見を書いてしまいましたが、これまで投資に縁も所縁もなかった人であれば、銀行に多額の預金を寝かせておくよりはロボアドバイザーを利用してみることは良い選択肢です。投資が身近に感じられ、「お金を働かせる感覚」が身に付くことで今後より良い商品を自分で選べるようになるからです。

 

ロボアドバイザーは現状では魅力的な金融商品とは言えませんが、やらないよりは百倍マシ!ということです。

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