最強SEの振り返り

振り返ることの重要性

成長には振り返りが欠かせない。このことは多くの場面で言われることであり、共感できる人も多いだろう。

 

しかし、意識的に振り返りを行えているというSEは意外と少ないのではないだろうか。

 

普段の業務に忙殺されて振り返りがおろそかになってしまうと、結果的に生産性があがらず、どんどん忙しくなってしまう。という負のスパイラルに陥ってしまうことも考えられる。

 
最強SEを目指す我々は、振り返りを習慣化し、継続的に改善と成長を続けていける状態を作ろう

 

記録しよう

 

事実の記録
振り返るためには客観的な材料、つまり事実の記録が重要だ。

 
とても大変に感じていた作業が、記録をとってみると実はそれほど多くの時間がかかっていなかったり、その逆に思わぬ作業に多くの時間をとられていることが見えてきたりもする。

 

振り返ることは、さまざまな角度から自分自身を見つめることだ。そのためにはまず、自分自身が実際のところ、どうだったのかという客観的な事実を記録することが必要だ。

 
特に、IT業界のプロジェクト失敗要因の多くが見積もりの甘さ、つまりは生産性の見誤りから生まれている。記録された事実を元に判断する癖を日ごろからつけておくことで、SEの仕事の生産性が見えるようになり、ITプロジェクトのリスク要因を低減することにもつながる。

 

感情の記録
ある事態に直面した際の、自分の感情の起伏を記録することも有効だ。あとで振り返る際に自分の心の状態を客観視する材料になるからだ。

 

SNSなどで自分の気持ちをつぶやいても良いし、オープンな空間で感情に任せて発言することに抵抗がある人は、日記を書くことも有効だ。

 

振り返ろう

振り返りを行う際に重要なポイントは、謙虚であることと、自分に焦点を当てることだ。

 
SEの仕事は人間関係の調整に多くの力をかけることになる。そういった状況で、ある問題が発生した際に、誰か特定の一人だけの責任ということは稀である。

 
つまり言い換えると、誰かの責任と考えることも簡単であるし、自分にも責任の一端があると考えることも簡単だということだ。自分の成長にとってどういった捉え方がより有効化ということは言うまでもないだろう。

 

まとめ

振り返りは面倒に感じる場合もあるかもしれないが、自分の成長には欠かせない要素であるし、自分自身を客観視することで新たな一面に気づいたり、自分の強みを見つけることが出来れば自信にもつながる。

 
何よりも、習慣化すれば継続的に自分の中でPDCAサイクルを回していけるようになるため最強SEを目指すならば、早めに身につけたい習慣の一つである。

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