現役SEに、SEの仕事についてインタビューするこのシリーズ、記念すべき1人目は、大手SIer入社7年目で金融系に携わっている女性SEのAさんにお話を伺いました。
Aさんのプロフィール
入社前のことを教えてください。
情報系で大学で学部を卒業してすぐに今の職場に就職しました。大学では画像解析とか、画像処理系の研究をしていましたね。今の仕事に直接は関係していませんがITの基本的な知識はそこそこ持っている状態で入社できたと思います。
趣味・休日の過ごし方を教えてください。
スポーツが好きなので、休日は身体を動かしています。最近は、誘われてはじめたゴルフにはまっていて、シーズン中は月に2回はラウンドしていますね。
担当業務について
どんなお仕事をなさっているんですか?
金融係の会社向けのシステムの保守運用を行っています。お客様は吹く数社いらっしゃいますが、特定のお客様に対してサービスを提供しています。客先に出向いての要件定義から、現場での設計開発、導入の支援や問い合わせ対応など幅広くこなしています。大き目の案件では、自らプロジェクトマネージャーとして指揮をとることもあります。
特定のお客様と密接にやり取りしているので、お客様のIT戦略の支援が出来ることや、お客様の抱える課題の相談に乗って一緒に解決していけることに面白みを感じています。
仕事のやりがいを教えてください。
難しい問題を解決することや、複雑になってしまっている物事を整理して進めていくことに面白みを感じています。システムに発生した問題を、どうすれば最小限の力で解決できるのか、ということを考えるのはパズルを解くような面白さがあります。
どんなときにモチベーションがあがりますか?
月並みですが、お客様からの感謝の言葉を欠けてもらったときが一番、モチベーションがあがりますね。システムは目には見えづらいものですから、こういった瞬間に、自分が何かに貢献している、ということを実感できるからだと思います。
逆に、さがるのはどんなときですか?
決まりだから、という理由で納得しないことをやらなければならないときです。決まりは守らなければいけないけれど、それを見直す場も必要だと思います。
最も大変だった経験を教えてください。
私の場合、幸いなことに所謂デスマーチのような酷いプロジェクトは経験がありません。ですが、お客様と上司の板ばさみになったときには精神的につらいことがありました。私たちの仕事はお客様のためにしていることだけど、企業として自社の利益も考えなければならないので、交渉力はSEにも大切だと感じます。
転職を考えたことがありますか?
仕事に不満は無いので転職を考えたことはありません。ただ、ずっと一つのシステムを担当しているため、別の仕事に携わってみたいという気持ちは強いですね。今度は、化粧品業界とか、広告業界とか別の業界にも携わってみたいです。
SE Tips: SEの業務内容はお客様の業界の特色に強く影響を受けるので、同じSEといっても、お客様の業界が異なると、求められる考え方や能力は大きく変化します。
SEに就職を決めた決め手は何ですか?
自分が、どちらかというと理屈っぽくて論理的な思考回路なので、IT業界があっていると思いました。大学で学んだことが活かせると思ったことも理由の一つです。ただこれは、ITの知識以外にも大事なものが多いということに、入社してから気付きました。SEは、文系出身の人でも活躍できる仕事だと思いますね。
記念すべきFile No.1は、そろそろ結婚したいとボヤキつつも、人生を前向きに楽しんでいる感じが伝わってくるキラキラ女性SEのAさんのインタビューをご紹介しました。
本稿で紹介した内容が、IT業界でSEに興味を持っている就活生の皆さんや、SEの仕事をもっとよく知りたいと考えている読者の皆さんの参考になれば幸いです。
こんな観点でインタビューして欲しい、こんな情報も公開して欲しいというご要望があれば是非コメントください。
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