価値を出し続けるためには、常に自分を高め続けることが必要
SEに限らず、ビジネスパーソンである以上、自己研鑽を行い、自身の仕事をよりよいものとし、幅を広げていくことは常に必要である。
では、「自己研鑽」とは、なんだろう。資格をとること?
今の仕事を倍のスピードでこなせるようトレーニングすること?
人によって解釈は様々だろうが、本稿では自己研鑽という言葉を、
「SEとして自身を高める活動全般」と定義したい。
自己研鑽の目的
自己研鑽の目的について考えてみたい。
なんのために自己研鑽を行うのか。会社から研修に行けといわれたから?昇格要件に資格取得が必要だから?いずれも答えはNOである。
自己研鑽は自分のために行う。
当たり前のようだが、自己研鑽は自分自身の人生をより豊かにするために行うのだ。
Nicolは、自己研鑽を行うことで、以下のような点で、
人生が豊かになると考えている。
- 新たな仕事のチャンスが広がる
与えられる仕事だけは広がらなかった方面に自分の枠を広げ、
新しい、ワクワクする仕事にチャレンジするきっかけが得られる。
自分で会社を立ち上げ、仕事を選べる立場で無い限り、
現在の業務全てが自分のやりたいことに100%マッチしているという状況は少ない。
しかし、キャリアを考えていく中で、
自分の将来の仕事をやりたい仕事に近づけることは可能だ。
いざ自分のやりたい仕事ができる状況になったときに
スタートダッシュができるように準備しておこう。
- 価値のある人材であり続けることができる
どのような職種にせよ、プロフェッショナルである以上、
結果を出し続けることが求められる。
当然、SEであれば技術のキャッチアップや、顧客のビジネスに合わせた変化が必要だろう。また、他のSEと差をつけるため、IT以外のスキルも身に付けなければならない。
IT技術の変化のスピードはすさまじく、
顧客の業界もかつて無いほどのスピードで変化している。
今の職場で問題なく仕事ができていたとしても、
この先もずっと今のままで良いと言う保障はどこにも無い。
プロである以上、変化していく市場から求められる価値を
常に提供し続けられるよう、変化して行く必要がある。
現状維持では市場における自身の価値は下降の一途なのである。
- 仕事を楽しむため
- 知的好奇心を満たすため
できるようになることは楽しい、知ることは楽しい。
この単純な欲求を、「仕事」に対して感じられるようになることは幸せだ。
人生のうち長い時間を費やす仕事を充実したものにすることは、
すなわち充実した人生を送るために必要な要素の一つなのである。
まとめ
本稿では最強SEを目指すものに限らず、
ビジネスパーソンならば誰にでも必要な「自己研鑽」について、
なぜ、自己研鑽が必要なのかということを考えた。
自己研鑽が必要な理由は、自分の人材価値を高め、選択肢を増やし、
人生を豊かで充実したものにするためである。
次回のエントリでは、自己研鑽の方法と
効果をあげるために注意すべきポイントについて記載したい。
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