最強SEの対話術

SEで最も大切なスキルはコミュニケーションスキル

SEの仕事は、「システムと人とを、技術&コミュニケーションスキルで繋げる仕事」であるといえる。

 

世間ではSEというと、システムや技術といった部分が注目され、理系でないと勤まらないであるとか、難しい単語や沢山の知識が要求される仕事だというイメージがある。勿論、それは間違っていない。

 

しかし、システムを使うのが人であり、システムや技術が普通の人にとっては難しいものであるからこそ、SEという存在が間に入りコミュニケーションを円滑化することに、仕事としての価値があるのだ。

 

こうした面があるため、SEにとって良好な人間関係を構築し、維持していくためのコミュニケーションスキルは非常に重要であり、最も大切なスキルであるといっても過言ではない。

質の高いコミュニケーションをとるための対話術

人と人との対話はコミュニケーションの基本である。本稿では、対話により質の高いコミュニケーションをとるために抑えておきたいポイントを紹介する。

 

 ・ネガティブ⇒ポジティブに変換
ネガティブな言葉が出てきそうな場合は、ポジティブな言葉で置き換えられないか考えよう。ポジティブな言葉はそれだけでエネルギーを生み出し、プロジェクトを推進する力がる。勿論、リスクを的確に捉えるために悲観的な視点は必要だが、ネガティブな言葉は必要ない

 

・何かをやりながら会話しない
SEの業界では良く見る光景だが、人に話しかけられてもPCの画面を見たままだとか、ひどい場合だとキーボードを打ちながら、音楽をイヤホンで聴きながら会話をしている人がいるが、これは非常にもったいない行為だ。人によっては、ないがしろにされていると感じ、知らず知らずのうちに心を閉ざしてしまうだろう。

 

人と会話をするときには、相手の方向に身体を向けて、相手の話を受け止め、相手の目を見て話そう。時間を惜しんでキーボードを叩きながら会話をすることで得られるわずかな成果よりも、知らず知らずのうちに失う相手からの信頼のほうが貴重なものなのだ。

 

・専門用語は抽象化&身近なものにたとえる
クライアントと会話する際には、クライアントの知識レベルや興味のポイントに合わせた粒度で会話をしよう。特に、細かいシステムの話は、抽象化した話を最初に説明し、求められた場合にのみ説明をすればよい。

 

また、説明する際には難しい言葉を使わず、相手の身近にあるものに置き換えて話すことで相手の心理的ハードルを下げ、話を聞く体勢を作ってもらうことができる。

 

・たった一言が関係性を変える
コミュニケーションの基本としてよく、挨拶が大切だといわれるが、その人に興味を持って、ただの挨拶に一言添えることで驚くほど関係性が良くなる。その人と以前に会話した内容やその人の趣味嗜好などが分かっていれば、それに関係した話題がよい。もし、わからない場合でも、挨拶をするときにその人の名前を呼ぶだけで、一気に親密に感じてもらえるはずだ。

 例:
「おはようございます。」⇒「おはようございます。○○さん。」

 

・相手の反応をよくみて話す
自分が喋る際には、相手の反応をよく見て話そう。相手の理解が追いついてきているか、相手は興味を持ってくれているか、何か話したそうではないか、そういった相手の状態を察知し、自分が話している内容を加減したり、時には相手に会話のボールを投げてあげることが重要だ。

 

・Yesで受ける
相手が何かを提案してくれたり、教えてくれたときには、自分が違う意見を持っていたとしても、まずは素直にYesで受け取ろう。SEコミュニケーションの目的は、相手と自分のどちらが正しいかを証明することではなく目的達成のための手段であるからだ。

 例:
「私は違うと思います。なぜなら~」⇒「なるほど、それは良いアイデアですね!ですが、例えば~なら私は~だと思うんですが、○○さんはどう思いますか?」

 

・自分の話に置き換えない
相手の話を聞いている最中に、自分にも似たような経験があると、つい自分の話をしたくなってしまうが、そんなときには一呼吸おいて我慢することが重要だ。あなたは似た話に感じたとしても、実は相手は他の事を伝えたくてその話をしているかもしれない。同じ経験をして共感できるということは素晴らしいことなので、相手の話をきちんと受け止めてから、実は自分も同じ経験があって共感できた、であるとか、別の感想を持ったということを話せばよい

 

・相手の間違えは正すタイミングを考える
話を聞いている最中に、相手が間違った内容を話していることに気づいたとしても、すぐに正さず、相手の話の腰を折らないタイミングを見計らおう。それが相手の本当に伝えたい内容に直結することならば話は別だが、多くの場合は物語の本筋には影響しない、瑣末なものではないだろうか。

 

まとめ

コミュニケーションスキルの本質は「相手の立場に立って考える」ことからはじまる。古くから言わていて、誰もが一度は聞いたことがある言葉だと思うが、完璧にできる人間は少ないのではないだろうか。

 

SEにとってコミュニケーションスキルは非常に重要なスキルであることは先に述べたとおりだが、本稿で取り上げた対話テクニックは、その他の職業や、プライベートでも活用可能なスキルである。

 

是非、使いこなして良好な人間関係を構築していこう。

 

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