飲み会はコミュニケーションツール
皆さんの会社では飲み会が盛んだろうか。昨今ではアルコール・ハラスメントなどが社会問題となり、以前と比べて会社で飲み会への参加が強制される場面は少なくなっている。
飲み会が好きという人もいれば、そうでない人も多いだろう。しかし、飲み会をコミュニケーションツールの一つと捉えると、職場とは違った関係性を構築できるチャンスでもある。
特に新人の間は飲み会に誘われる頻度も高く、うまく利用することが出来れば今後の仕事の基盤となる人間関係を手に入れることが可能だ。
本稿では、新人SEが、自分の人間関係を広げるために飲み会をどのように利用出来るのかということについて考えてみたい。
そもそもアルコールが苦手という人もいるだろうが、本稿ではそういった人にこそ、飲み会という場を利用し、立ち回るためのコツを考察したい。ようは、飲み会も自分でマネジメントしていくことが大切なのである。
飲み会のメリット・デメリット
まずはじめに、一般によく言われる飲み会のメリットとデメリットについて考察したい。いずれの場合も人それぞれの価値観があるため全ての人に当てはまるわけではないということに注意してほしい。
メリット
・お酒の力で本音が話しやすい
寡黙な人が、アルコールが入ることで、よく喋るようになったり、お酒の席、ということで本音を喋りやすい雰囲気になったりする。
・普段話せない話がしやすい
職場ではしづらい話や、プライベートな話題で会話しやすい。
・仕事で直接関連のない人とも会話しやすい
仕事上で直接のやり取りがない人とも会話することが出来る。
・仕事の相談をちょうど良い距離感の人にしやすい
直接の上司や同僚に言いづらいことがあっても、少し離れた距離の人であれば相談しやすい。
・料理やお酒を楽しむことが出来る
単純に、美味しい料理、酒を皆で楽しむことが出来る。
デメリット
・時間をとられる
1次会だけでも2時間程度、2次会まで参加など長いと3~4時間の時間が拘束されることになり自分の時間がとられる。
・お金がかかる
自宅で食事をするより費用がかかる。
・食事のコントロールがしづらい
油っぽい食べ物が多かったり、つい食べ過ぎてしまったりと、食事量や質のコントロールがしづらい。
・体調を崩す
飲み会で帰りが遅くなり睡眠時間が少なくなったり、飲みすぎて二日酔いになったりすることで体調を崩す可能性がある。
どのように飲み会をマネジメントすべきか
○食事量や酒の量をコントロールする
お酒が回ってくると、勢いでついつい飲みすぎ、食べ過ぎてしまうが、体調管理のためには自身にあった量にコントロールすることを意識しよう。特に、アルコールに関しては自分がどの程度のめるのか、ということは意識して知っておく必要がある。
また、お酒が苦手な場合は必ず「最初に」飲めない旨を告げておくことが重要だ。
最近ではアルコールを飲めない人に無理やり酒を勧めることは少なくなってきているが
もし、そういった人がいたならば今後、その人と飲みに行くのは控えよう。
○参加する飲み会を選ぶ
誘われた全ての飲み会に参加していては時間もお金も持たないので、参加する基準を自分の中に持っておくと良いだろう。
積極的に参加すべき飲み会
・普段かかわりのない人との飲み会
新しい知見や人間関係が得られるチャンス
・悩みを相談できる人がいる飲み会
自分の悩みが解決するチャンス。ストレスが軽くなるチャンス。
・話題がポジティブな飲み会
前向きな気持ちで刺激をもらえるチャンス。
避けるべき飲み会
・飲めないお酒を強要される飲み会
体調を崩すピンチ。
・あまりにも遅くまで開催される飲み会
体調を崩すピンチ。
・愚痴ばかりの飲み会
ストレス発散は必要だが、それだけでは建設的ではなく、
ダラダラ時間を無駄にするピンチ。
・人の悪口ばかりの飲み会
人の悪口で盛り上がるつまらない人間と一緒にいると、
自分自身もつまらない人間になってしまう。
まとめ
飲み会はうまく使えば人間関係を広げ、自分を高めるツールになる反面で悪い飲み会を続けていれば時間やお金を無駄にしてしまう。
飲み会に限らず、人間関係を広げ・深めるツールを使いこなす力は、コミュニケーション能力の一つだ。
飲み会にもよく誘ってもらえる新人SEという立場をうまく利用し、飲み会をマネージメントして人脈を広げていこう。
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