本記事では、海外VPS業者を含む世界中のVPSサービスの中から、VPSのプランを探して比較出来るサービスである「VPSComp」を紹介します。格安で利用できるVPSを探すのにとても便利なサービスです。
VPSCompとは?
VPSCompとは、世界中のVPS業者のサービスを、プラン毎に比較することが出来るサービスです。こちらのページから誰でも無料で利用することができます。VPSCompを使うと世界中のVPS業者の提供するプランを、価格だけでなく、データセンターの所在地やサーバスペックを指定して比較することができます。
VPSCompの使い方
VPSCompのサイトに訪れると、自動的に自分の国のサーバを検索して表示してくれます。
この例では、日本からアクセスしているのでデータセンターが日本にあるVPS業者の各プランがデフォルトとして表示されています。表示されている行をクリックすると、該当のVPS業者のページに飛びます。
画面上部から、条件を変更することで、サーバスペックなどを指定して探すことができます。指定できる条件は以下の通りです。
条件 | 指定値 |
帯域幅 | 1TB / 2TB / 3TB / 5TB / 制限なし |
CPUコア数 | 1Core / 2Core / 3Core / 4Core / 5Core / 8Core |
RAM | 128MB / 512MB / 1GB / 2GB / 3GB / 4GB /10GB |
HDD | 1GB / 5GB / 10GB / 25GB / 50GB / 100GB |
国の選択で、[Earth]を選択すると、全世界中のプランを探すことができます。
価格の表示は、日本からであれば日本円に自動的に変換して表示&比較してくれていますが、元値が知りたい場合は値段のところにカーソルを持っていくとOriginal priceとして表示してくれます。業者によって支払いがドルだったりユーロだったりするので、当然ですがレートによって円で支払う際の価格は多少前後します。
ちなみに、この記事を執筆時点で、条件なしでプラン比較をしたところ、最安値はTime4VPS(※)でした。他にはRamnodeやBuyVM、HostHatchといったサービスが価格の面では上位にランクインしています。
※2017年12月時点では価格が1.99ユーロ(260円程度)になっているため、最安ではなくなっていますが、メモリ、HDDなどサーバスペックを考慮すると他の格安海外VPSサービスと比較しても非常にコストパフォーマンスが良いサービスですね。
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VPSComp利用時の注意点
VPSCompは便利なサービスですが、VPSサービスを探す際には以下のような点に注意が必要です。
注意点1.最新の情報は利用前に自分で確認するのが無難
各VPS業者の提供しているサービスの価格の変更や、同一価格でも提供されるサーバスペックが変更される場合があります。そうした場合にVPSCompに未だ反映されていない可能性があるため、情報を鵜呑みにせず、自分で業者のサイトを確認することが必要です。
注意点2.サポートやダウンタイムなどスペックと価格以外のサービス品質は比較不可
VPSCompは先に紹介したような観点で横並びに比較できてとても便利なサービスですが、比較できない観点もあります。
サポートの品質やサーバの安定性などは、VPSCompでは比較できないため、契約前に口コミや利用規約を読んで調べておくことが大切です。特に、格安サービスは「安かろう、悪かろう」で頻繁にサーバがダウンしたり、サポートの対応が遅い・悪いなどの場合があるため注意が必要です。
条件に合うプランを見つけたら、近い条件の業者を幾つか比較してみると良いと思います。
注意点3.登録されていない業者もある
VPSCompには世界中のVPS業者のサービスが登録されていますが中には登録されていない業者もあります。日本のVPS業者はあまり登録されておらず、例えば、日本のVPS業者ではGMOのConohaは登録されていますが、有名なさくらVPSは登録されていなかったりします。
海外VPSの比較には便利ですが、国内VPSも視野に入れて検討する場合には、注意が必要なポイントです。
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