本記事では2018/1/19(日本時間では1/20)にハードフォークによって誕生したEtherZero(イーサゼロ)のMyEtherWallet(マイイーサウォレット)での受け取り方を解説します。
EtherZero(イーサゼロ)とは?
EtherZero(イーサゼロ)とは、2018/1/20にEthereumをハードフォークして誕生した新しいコインで、従来のイーサリアムの特徴を引き継ぎつつ、以下のような点で本家Ethereumの上位互換の様な存在として注目されていました。
- 手数料ゼロ
- 決済速度の向上(処理性能が秒間1万件以上)
- 取引高の増加に対応したシステム(スケーラビリティの高さ)
※過去形なのは、1/31現在、EtherZeroを取扱っている取引所が少なく、余り情報が出てきていないためです。
2018/1/20時点でMEWにEthereumを保有していた人には無料で同量のイーサゼロが付与されています。以下の手順でタダで受け取る(受け取ったイーサゼロを確認する)ことが可能です。
なお、実際にトークンの配布は行われているためSCAM(詐欺)案件ではなさそうですが、情報が少ないため現時点で新規にイーサゼロを購入することはおすすめしません。
EtherZero(イーサゼロ)をマイイーサウォレットで受け取る方法
イーサゼロをマイイーサウォレット(以下MEW)で受け取る方法を画像つきの手順で紹介していきます。
まずは、MEWの公式サイトへ行って、右上のノード選択タブから[カスタムネットワークやノードを追加]を選択肢ます。
カスタムノードの設定情報を入力して、[保存してカスタムノードを使用]をクリックします。
設定項目と設定値
項目 | 設定値 |
ノード名 | Etherzero(表示名なので任意) |
URL | https://rpc.etherzero.org |
Port | 443 |
HTTP Basic access authentication | チェック無し |
(ネットワーク種類) | Customを選択 |
Supports EIP-155 | チェック有り |
Chain ID | 88 |
画面下部に「接続完了しました。」と表示されればネットワークの設定は完了です。右上のノード選択が先ほど追加したノード名になっていることを確認します。
先ほど追加したノードEtherzeroを選択した状態で、Ethereumを持っているウォレットに、通常と同じようにログインします。
MEWのウォレットの使い方については以下の記事も参考にしてください。
ログインすると、CUSTOM ETHという名称で残高を確認することができると思います。名称はEtherzeroではありませんが、こちらがイーサゼロのトークン残高です。
あとは、通常通りのMEWの操作で送金することができます。
簡単5分!MyEtherWalletで仮想通貨を送金する方法~イーサリアムウォレットの使い方~
↑高額な仮想通貨を安全に保管するためにはハードウォレットの利用が一番です
目安として仮想通貨の資産が30万円を超えたら、頻繁に売買しない通貨はハードウォレットに入れておきましょう。2018年1月に発生したCoincheckのNEM流出事件のような危険から自分の資産を守ることが出来ますし、ハードフォークがあった場合にも、ハードウォレットにあればフォークされたコインを後から確実に受け取ることが可能です。Nicolは色々と検討した結果、Ledger Nano Sを利用しています。
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