IoT(アイオーティー)とは?将来は?具体例を交えて簡単に解説

本記事では、最近さまざまな場所で聞かれるようになったIoT(アイオーティー)という言葉の意味と具体例、そしてIoTによって将来、世界にどんな変化が起こるのかを簡単に解説したいと思います。

 

IoTとは?

IoT(アイオーティー)とはInternet of Thingsの略で、直訳すると「モノのインターネット」という意味です。この言葉は、「様々なモノをインターネットに繋げる」ことで実現する新たなサービスを指して使われることが多いです。また、IoTという言葉自体はやや概念的なもので、特定のモノを指す言葉ではありません。インターネットに繋がるモノは、自動車であったりセンサであったり、家電であったりと幅広いです。

 

このような言葉が出てきた背景には、技術の発展とそれに伴うインターネットのコスト低下があります。通信に必要なコストやモノに組み込むチップの価格が安くなったことで、様々なものをインターネットに接続することが可能になり、IoTという言葉が生まれてきました。

 

勿論、これまでもモノをネットワークに繋げることで実現するサービスというものは存在していましたので、IoTは全く新しい概念というわけではありません。しかし、昨今の急速なインターネットの普及と、IoTにより収集したデータの活用する方法が出来てきたことにより、注目されています。

 

IoTの普及で将来できるようになること

IoTによって可能になることは、究極的には以下の2つです。

  • データの収集
  • モノの管理

 

ひとつずつ、具体例を挙げてみてみましょう。

 

1.データの収集

IoTにより、これまで以上に多くのデータを収集することが出来るようになります。具体例を挙げてみてみましょう。

 

例1.路線バスのIoT

路線バスの位置情報をGPSで取得し、インターネット上に配信します。それによりバスの運行状況がインターネット経由でリアルタイムに取得できるようになります。また、位置情報だけでなく乗車率などの情報も取得すれば、蓄積したデータを使って、混雑状況に応じてどのようにバスを運行すると最も効率的に乗客を運べるか、といった分析も可能になります

 

例2.ゴミ箱のIoT

ゴミ箱にセンサーを取り付け、ゴミの容量を観測します。街の各所のゴミ箱で容量データを収集することで、ゴミ収集車が効率的なルートでゴミを収集することができます。また、データを蓄積し分析することで、ゴミ箱が足りていない地域や逆に無駄に多く設置されている地域を知ることが出来ます。

 

2.モノの管理

例1.家電のIoT

家の中の電気やエアコンなどをインターネットに接続することで、インターネット経由で外部から操作することが可能です。外出先で家の電気をつけっぱなしにしていることに気付き電源を切ったり、家に帰る前に床暖房の電源を入れて温めておくなど、家電をインターネット経由で管理することが可能です。こうした取り組みはスマートハウスとも呼ばれ、IoT事例として注目を集めています。

 

例2.農業のIoT

例えば、ビニールハウスの温度計や湿度計をインターネットに接続し、温度や湿度と言った情報を収集し、モニタリングしたり、散水を自動で行ったり気温を一定に保つよう暖房を調整する、などといった事が可能です。

 


 

いかがでしょうか。IoTの活用はまだはじまったばかりですが、今後あらゆるものがインターネットに繋がることでこれまで出来なかったことが、次々とできるようになるかもしれませんね。

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