【合格体験記】AWS 認定クラウドプラクティショナー試験(AWS Certified Cloud Practitioner)

AWS 認定クラウドプラクティショナー試験(AWS Certified Cloud Practitioner)を受験してきました。AWS 認定クラウドプラクティショナー試験はAWS(Amazon Web Service)の知識を証明するAmazon公式の資格で、内容はAWSの入門に最適なものになっています。試験準備を通じて学習する内容は、ITエンジニア以外の人がAWSの概要を掴むのにも最適なものとなっています。

 

本記事では、coyoが実際に受験した内容を振り返り、勉強方法や出題された問題の傾向、攻略法など、取得を目指す方の参考として記載したいと思います。

 

なお、coyoが本試験を受験したのは2018年12月ですので、現時点での情報として見ていただければと思います。AWSは日々進化を続けていますので最新の情報はAWSの公式サイトを参照してください。

 

AWS 認定クラウドプラクティショナー試験(AWS Certified Cloud Practitioner)とは?

AWS認定とは、AWSサービスの理解や技術的な専門的な知識をサービス提供者であるAWS自身が認定するものです。「クラウドプラクティショナー試験」はその中でも入門的な位置づけにある試験です。

試験の概要と認定要件

AWS認定クラウドプラクティショナーとして認定されるための要件は、AWS認定クラウドプラクティショナー試験に合格することです。

 

試験の概要と認定要件は以下の通りです。

受験料 11000円(税別)
試験時間 90分
問題数 65問
合格ライン 70%以上の正解
試験言語 英語または日本語

 

試験の難易度

入門資格ということで、試験難易度はそれほど高くありません。IT系で働いている方で、普段からAWSを使っているという方であれば比較的短い勉強時間で取得できると思います。また、IT系で働いている方やエンジニア以外の職業の方であっても、ITに関する一般的な知識を持っているかたであれば、2週間~1ヶ月程度の期間があれば十分に合格が可能な難易度だと思います。

 

coyoの例でいうと

・IT系企業での勤務歴5年以上(IT系の用語などの事前知識をある程度持っている)

・AWSは業務では使わず、プライベートで少し使う程度(いくつかの主要サービスの概要を知っている程度)

の状態から、正味5~6時間の勉強で合格することができました。

 

試験の詳細(AWS公式サイト)はこちら↓

https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-cloud-practitioner/

 

試験前の準備

クラウドプラクティショナー試験の準備としてcoyoが行ったものを紹介します。模擬試験以外は全て無料の教材です。AWSは資料が非常に充実しており、クラウドプラクティショナー試験の内容はAWS公式で提供されている資料で十分に勉強できます。

 

1.AWS公式無料トレーニング AWS Cloud Practitioner Essentials

エッセンシャルズと呼ばれるトレーニング動画です。全体で6-7時間のボリュームが有り、日本語の動画でクラウドプラクティショナー試験で扱われる範囲について解説をしてくれます。

おすすめ度 : ★★★★

https://aws.amazon.com/jp/training/course-descriptions/cloud-practitioner-essentials/

APNポータルからアクセスすることが出来る公式トレーニングビデオです。事前にアカウントの作成が必要です。Amazon.co.jpのアカウントを持っていれば利用することができます。普段からAWSを使っていて、各サービスについて勘所があるという人以外は、全員がざっと見ておいたほうが良いと思います。また、各章の章末問題は確実にモノにしておきましょう。

 

動画をじっと見ているのは眠くなるという方は、下記の画像のように[ノート]の部分をクリックするとスクリプトを読むことができます。

よく知っている内容であれば、どんどん飛ばしてしまって問題ないと思います。

 

繰り返しになりますが、章末問題は試験でも出題される重要なポイントについて出題されるので確実に抑えておきましょう。

 

<注意点>

概要やコンセプトを掴むのには良いですが、抽象的な話も多いため(セキュリティ、可用性やコストの部分)具体的に何ができて何ができないか、という点はAWSの各サービスの詳細を確認して補足しておきましょう。

 

 

 

2.各サービスの詳細説明(AWS公式サイト)を読み込み

おすすめ度 : ★★★☆

 

<注意点>

AWSはサービスのメニューが非常に多く、全てを理解しようとすると非常に時間がかかります。詳細を読み込むのは主要なサービスにとどめて、勉強を効率化したほうが良いと思います。なお、実際に受験を終えて、coyoが重点的に確認しておいたほうが良いと感じた主要サービスは以下のとおりです。

  • EC2
  • S3
  • EBS
  • Elastic Load Balancer
  • Amazon RDS,Redshift,Dynamo,Aurora (DB系サービスの違いを抑える)
  • Auto Scaling
  • Amazon Trusted Advisor
  • Amazon CloudFront

少なくとも上記で挙げたサービスについては各サービス詳細のページをざっと目を通しておくと良いと思います。

 

3.AWS公式模擬試験

Amazonから提供されている公式の模擬試験です。試験はオンラインで行い、問題と解答をもらうことはできません。

模擬試験の概要

受験料 2,000円
問題数 25問
試験時間 30分
受験方法 オンライン受験(自宅からでも受験可能)

 

おすすめ度 : ★★★☆

coyoは問題形式になれるため1回受験しました。問題はプールとしていくつか存在し受験するたびに違う問題が出題されるようです。もちろん、何度も受験していると同じ問題に出くわすこともあります。

 

<注意点>

コストがかかる!笑。2000円を高いと見るか安いと見るかは人それぞれですが、coyoは動画と章末問題だけでは問題数に不安を感じたので、購入しました。

 

章末問題で見たことがある問題も出題されましたが、違った観点の問題も出題されたので、まあまあの満足度ですね。なお、本試験は模擬試験より難しいので模試で点数が良くても油断は禁物です。

4.試験で多く出題された項目

おすすめ度 : ★★★★

これはcoyoが試験対策として行った内容ではありませんが、試験を振り返ってこれを知っておいてよかった!(知っておけば良かった!)と感じた内容です。

 

サポートレベルの違いについて

AWSのそれぞれのサポートプランで提供される内容と、その違いについては数問出題されました。(ベーシック、開発者、ビジネス、エンタープライズの違い)

 

コストの話

コストの話も同様に、AWSがセールスポイントとして重視していることがよく伝わる試験内容でした。特にEC2のインスタンスプランの違いは事前によく確認しておけば良かったと思います。オンデマンド、リザーブド、スポット、Dedicatedの違いと、どんなケースでそれらのプランを適用するのが有効かという点です。

スポットインスタンス

https://aws.amazon.com/jp/ec2/spot/

リザーブド

https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/reserved-instances/

Dedicated

https://aws.amazon.com/jp/ec2/dedicated-hosts/

広く浅いサービスの知識

AWSのサービス数は非常に多いですが、エッセンシャルズで取り扱われている主要なサービス以外のサービスも、「一言でいうとXXX」というような説明ができるようにしておくと良いと思います。coyoは、試験の最中になって、これって何だっけ。。。?名前は見たことあるけどどんなサービスか知らないなぁ。。。というサービスがありました。細かなパラメーターや機能がわからなくとも、概要だけでも知っていれば即答できたのに、という問題がいくつかありました。

 

5.その他の教材

 

おすすめ度 : ★★☆☆

サンプル問題

Amazonから提供されている試験ガイドやサンプル問題は一通り目を通しました。

 

試験の詳細ページから取得可能↓

https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-cloud-practitioner/

 

サンプル問題は10問ですが、問題不足で試験の勘所がつかみにくい状況だったので、これも全て解きました。

 

 

AWS ホワイトペーパー

こちらも全部を覚える必要性は感じませんでしたが、一通り目を通しました。

https://aws.amazon.com/jp/whitepapers/

 

 

試験を振り返って

試験準備の項目でも述べましたが、本試験は模擬試験やエッセンシャルズの章末問題よりも難しいです。無事に合格することができたものの、模擬試験で良い点数が取れて余裕綽々で臨んだものの、最初の10問程度を解き終える頃には内心焦っていました。

 

本試験の傾向と攻略法

では、具体的にはどんな点が難しかったのか、本試験で出題された問題の傾向としては以下のような点が挙げられます。(あくまで主観)

  1. 問われるサービスの範囲が広い
  2. 問題文がより実践的
  3. ケース問題的な問題が出題される

 

1.問われるサービスの範囲が広い

「XXXをしたいときには、YYYのAWSサービスを使う。YYYはなにか?」のような形式の問題は一定数出題されました。AWSの各サービスの概要を知っているかを問う問題ですね。

 

このとき、主要なサービス以外も選択肢に含まれますし、正解になる場合もあると思います。主要サービス以外も概要は一通り掴んでおくことで、こうした問題に対して対応できるようになり、得点アップが可能です。知っているか知らないかだけの問題では消去法も非常に有効です。

 

あるサービスについて知らなくても、問われている内容に他の選択肢が当てはまらないことがわかれば、消去法で正解することが可能です。

 

2.問題文がより実践的

これは表現が難しいのですが、「どの観点で聞かれているか」ということの理解が必要になるということです。

 

わかりづらいので具体例をあげてみます。

 

模擬試験では、

「AWSの利点はどこか?」という問いに対し

  1. 変動費が高い
  2. 物理的なサーバーの管理が必要
  3. サービスの需要に応じて、サービスを柔軟に拡張/縮小できる ←答え

という選択肢があるとします。選択肢3以外はそもそも利点ではないし、AWSの特徴ではないため簡単に答えが選択できます。

 

この問題が本試験では、

弾力性という観点でAWSの利点はどこか?」という問いに対して

  1. 初期費を抑えられる
  2. 物理的なサーバの管理が不要になる
  3. サービスの需要に応じて、サービスを柔軟に拡張/縮小できる ←答え

というような形になります。この問題がどうして難しいのでしょうか。先程の模擬試験バージョンと比較すると、与えられた選択肢は全てAWSの特徴として正しいものです。

 

しかし、問われている内容が弾力性についてなので、柔軟にサービス規模を変更できるという特徴が正解になります。

 

3.ケース問題的な問題が出題される

2つ目の特徴と近いのですが、こういったケースではどれがベストプラクティスか、というようなことを問われる問題が出題されます。

 

例えば、模擬試験では「サービスの課金単位は何単位か?」という問題だったところが、本試験では「このサービスをこの期間だけ使ったら、どれだけ課金されるか?」という具合に、特定のケースについて考える問題が出題されます。

 

他には、こういう特徴のサービスをこれだけの期間使うならどのプランが最適?という問題も何問か出題されました。

 

試験準備の項目でも触れましたが、特に各サービスの料金体系とEC2のインスタンスタイプの違いと特徴をよく勉強しておくと良いと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください