【保存版】オラクルマスターゴールド徹底攻略!シルバー取得から2ヶ月1日30分の勉強で無理なく試験合格が可能な最速攻略法を紹介!Oracle Master Goldの効率的な勉強法や資格取得メリットも解説

 

本記事では、ORACLE MASTER Gold Oracle Database 11g/12c試験(オラクルマスターゴールド試験)の概要と受験の流れ、最短で合格するための効果的な学習方法などを解説します。

※本記事では、資格を正攻法で攻略する場合に効率よく知識やスキルを身につける方法を紹介していますが、とにかく最速最短でORACLE MASTER Goldがほしいんじゃ!!という方は、禁断の裏技を紹介しますので、こちらを御覧ください。

 

このページを見られている方は、オラクルシルバーを合格して、次のステップとしてオラクルゴールドの資格を考えていることだと思います。まずは、オラクルシルバー試験の合格おめでとうございます!!そして、ゴールドへの挑戦がんばりましょう!資格の取得に向けて気持ちが高ぶると、いきなり対策本を買ってきて解きはじめてしまう方がいますが、ちょっと待ってください!いきなり勉強を始めても、非効率なやり方で時間を無駄にしてしまう可能性があります。(何を隠そう、Nicolも同じタイプで、何度も失敗しているので気持ちがとてもよくわかります・・・!)

本記事ではオラクルマスターゴールドの試験対策を効果的・効率的に行い、きちんと知識やスキルを身につけつつ、最速で合格するための方法を紹介します。

※本記事では、2019年2月時点の状況を反映しています。

この記事でご紹介する内容は以下のとおりです。

・ORACLE MASTER Gold Oracle Database試験の受験申込~合格までの流れ

・ORACLE MASTER Gold Oracle Database 11g/12c試験に最短で合格するための勉強法(攻略法)

・合格するだけでなく、専門性が非常に高い、オラクルゴールドの資格を活かすための考え方

・試験勉強を通じて手に入れる知識やスキルを最大化する方法

オラクルマスター試験はベンダー試験の中でも知名度の高い試験です。合格までの流れがどういったもので、何を勉強してどんな準備をすればよいのかNicol自身も困ったことがあるため同じように困っている方の助けになれば幸いです。

1.ORACLE MASTER(オラクルマスター)とは

「オラクルマスター」とは、Oracle Corporationの製品であるOracle Databaseに関する資格で、Oracle社のデータベース製品に関する知識の保有を証明することができる民間資格です。民間資格と入ってもOracleはデータベース製品で世界中で非常に高いシェアを誇っており、オラクルマスター試験も知名度の高い資格試験です。資格試験には4つのグレードが存在し、本記事で紹介する「Gold」は上から2番めの資格です。

本記事で紹介する「ORACLE MASTER Gold」の取得は、BronzeやSilverの取得者と比較して一気に数が少なくなります。オラクルDBの技術者としては、独り立ちした上級者という位置づけの資格となり、社内でも一目置かれる存在となれるでしょう。また、オラクルは市場シェアの高い製品だけに、高いスキルを持っているで転職時にも有利になります。

1.1 オラクルマスターゴールド試験の概要

オラクルマスターゴールド試験の認定対象

オラクルマスターゴールド試験、正式名称はORACLE MASTER Gold Oracle Database 12c/11g Certificationはトップ・パフォーマンスのデータベース管理者に必要なバックアップ、リカバリ、クラウド・コンピューティング戦略の開発およびデプロイメントなど、高度な知識やスキルがあることを証明します。

オラクルマスターゴールド試験では、これまでシルバーまでの試験で学んできたオラクルのアーキテクチャおよび製品知識に加えて、DBMS製品の重要な機能であるバックアップ、リカバリや、特に12c試験ではDBのクラウド戦略に関する高度な「DBA(database administrator:データベース管理者)」としてのスキルを学びます。

オラクルマスター試験は世界共通基準の認定資格

Oracleは世界的にサービスを展開している企業であり、ORACLE MASTER GOLD資格は世界中で有効な世界共通の認定資格です。日本国内のみで提供される資格試験とは異なり、資格を取得することで海外で働く際にもプラスになるという点は、これからの時代において大きなメリットです。特にシルバー以上の資格保有者はDBAとして即戦力として活躍可能であることが、世界中のどこへいっても客観的に示せることが魅力です。

オラクルゴールド資格の保有者ともなると、オラクルDBを使う現場では即戦力として機会を得ることが可能となり、キャリアの可能性が広がります。

1.2 試験の運営団体

オラクルマスター試験の運営団体は米国カリフォルニアのOracle Corporation(以下オラクル社)です。日本では関連会社とし日本オラクルが存在します。オラクル社は民間法人や公的機関を対象としたソフトウェア製品に強みを持っており、特にデータベース製品におけるシェアは非常に高いです。

同社のデータベースソフトウェアの技術者を育成するため、セミナー開催や資格試験の運営も行っており、オラクルマスターゴールド試験もその一環です。

オラクルマスターゴールド資格では、認定にあたってオラクルが定めるセミナーの受講が必要です。後ほど詳しく説明しますが、セミナーは試験の合格前後どちらで受講しても問題ありません。しかし、セミナーで得た知識を試験に活かすことが出来るという意味では試験を受ける前に受講するのが良いでしょう。

1.3 ORACLE MASTER のグレード

ここでは、ORACLE MASTER試験のグレードについて紹介します。オラクルマスターには4つのレベルが存在し、Bronze→Silver→Gold→Platinumと金属のグレードの順番でレベルが高くなっていきます

Silver以上のレベルの資格を取得するためには、下のレベルの資格を保有していることが条件となりますので、はじめての場合はBronzeから順番に取得していくことになります。

※ここでは試験概要としてPlatinumまで紹介しますが、NicolはGoldまでしか保有していませんので、Platinumの詳細をご紹介することができません。。

ORACLE MASTER Bronze

ORACLE MASTER Bronzeは、オラクルマスターの登竜門的な位置づけの資格試験です。ORACLE MASTER Bronzeについては、以下の記事で詳しく解説をしています。

【保存版】オラクルマスターブロンズとは?未経験者も3ヶ月で試験合格の最速攻略法を解説!

ORACLE MASTER Silver

ORACLE MASTER Silverでは、データベースの運用管理や保守に関するスキルを保有していることを証明する事ができます。ブロンズでは基本的な内容を幅広く学びましたが、シルバーはより高度で専門的な知識を持っていることが求められます。また、Oracle Databaseの固有機能の活用などが試験の焦点となってきます。

ORACLE MASTER Silver試験については、以下の記事で攻略法を解説をしています。

【保存版】オラクルマスターシルバー徹底攻略!ブロンズ取得から1ヶ月で試験合格可能な最速攻略法を解説!Oracle Master Silverの効率的な勉強法や資格取得メリットも解説

ORACLE MASTER Gold

ORACLE MASTER Goldは、より大規模かつ高度なデータベース運用のスキルを保有していることを証明するための資格試験です。本記事ではオラクルマスターゴールドについて、詳細を掘り下げて紹介します。ゴールド試験では特にOracle固有の高度なバックアップ、リカバリのテクノロジーやマルチテナントデータベースといった専門的な知識の保有が求められます。また、Gold試験では資格認定にあたって、オラクル規定のセミナーを受講し修了することが必要です。

ORACLE MASTER Platinum

ORACLE MASTER Platinum試験は、最も高いレベルのエキスパートであることを証明する資格です。プラチナレベルの資格試験を取得するためにはゴールドと同様、セミナーの修了・筆記試験の合格に加えてさらに実技試験に合格することが必要です。

Platinum資格の保有はオラクルデータベース技術者として最高レベルのスキルを保有していることを証明する手助けになります。保有者も少なく実技試験もあるため、取得には実地での経験が不可欠と言えるでしょう。それ故、ゴールドまでと比較しても高い価値のある資格だと言えます。(かかる費用も高いです。。)

オラクルマスタープラチナの日本国内における保有者数は347名(2019/2/25時点)と公表されています。詳細は日本オラクルのページを参照ください。

2.ORACLE MASTER Gold試験徹底解析

ここでは、オラクルマスターゴールド試験の詳細を紹介します。

2.1 試験の特徴

製品のバージョンにあわせてアップデートされる

オラクルマスター資格にはデータベース製品に合わせたバージョンが存在します。例えば、Oracle Database 12cに対応する資格はORACLE MASTER Gold Oracle Database 12cとなります。資格試験は基本的にOracle社のサポート対象となっているバージョンのデータベース製品に合わせたものが開催されています。

オラクルマスター資格の有効期限

オラクルマスター資格に有効期限は存在しません。しかし、先述のようにオラクルマスター資格はデータベース製品のバージョンアップに伴いバージョンアップされます。当然ですが保有している資格は自動的にアップグレードされることはありませんので、保有資格は放っておくと世間で使われているデータベースのバージョンより古くなっていきます。実質的には製品のライフサイクルが資格のライフサイクルとなります。

オラクルマスター試験では、過去のバージョンからのバージョンアップをするという認定パスも存在しています。例えば、ORACLE MASTER Gold Oracle Database 11gの資格を保有している人が仕事で12cのデータベースを管理することになり資格をアップグレードしたい場合は、12cのBronzeから順番に取得する必要はなく、Upgrade用の試験に合格するだけで、12cのGoldとして認定を受けることが可能です。そのため、今Gold試験を取っておけば、将来のバージョンアップがあったとしてもアップグレード資格を受けるだけで資格を更新保持していくことが可能です。

バージョンアップ用の認定パスは資格によって異なるため、公式ページで個別に確認しましょう。ORACLE MASTER Gold Oracle Database 11g/12cに関しては本記事の中で紹介します。

現行試験のバージョン

オラクルマスターシルバー試験の現行バージョンは以下の2バージョンとなります。

  • ORACLE MASTER Gold Oracle Database 11g
  • ORACLE MASTER Gold Oracle Database 12c

取得フロー

ここではオラクルマスターゴールドの取得フローを紹介します。

上記の図のように、オラクルマスターゴールドに認定されるためにはいくつかのステップを踏む必要があります。

1.前提資格の保有

オラクルゴールド資格を取得するための前提資格として、同じ製品バージョンのOracle Master Silver Oracle Database資格を保有していることが必要です。

Oracle Databaseの試験は先に説明したように、Bronzeから順番にグレードを上げていく必要があります。いきなりGold試験を受験することはできないので注意が必要です。オラクルマスターゴールド資格は、製品バージョンによって11gと12cに別れています。

2.オラクル規定の研修(セミナー)を受講する

オラクルゴールド資格の認定を受けるためにはオラクル規定のセミナーを1クラス受講する必要があります。セミナーはいくつか種類がある中から選択して受講することが可能です。セミナー会場で受講するものと、オンラインで受けられるものがあります。資格認定の対象となるコースはオラクルの公式サイトで最新情報を確認してください。

要履修コース一覧

http://www.oracle.com/jp/education/oaep/hoc-db-3854894-ja.html

3.Gold DBA試験に合格すること

オラクルマスターゴールドになるための最大の難関がこのDBA試験への合格です。本記事ではDBA試験合格のための攻略法を紹介します。

2.2 ORACLE MASTER Goldの受験者数

オラクルマスターゴールド試験の受験者数は公開されていません。

2.3 ORACLE MASTER Goldの難易度(合格基準・合格率)

合格基準

オラクルマスターゴールド試験に合格するための条件である各試験の合格基準は下表の通りです。

11g DBA

試験名 合格基準 試験時間
Gold DBA11g (1Z0-053) 試験 78問中66 %以上の正解 120分

12c DBA

試験名 合格基準 試験時間
Oracle Database 12c: Advanced Administration (1Z0-063-JPN) 80問中60%以上の正解 120分

合格率

オラクルマスターゴールドの合格率は公表されていません。概ね受験者の60~70%程度が合格しているようですが、オラクルゴールド試験は既にDBAとして十分な経験を積んだ人が受験する試験であるため、合格率が高くてもそれがそのまま難易度を示しているわけではないことには注意が必要です。

とはいえ、しっかり対策をすれば超難関と言うわけではありませんので、資格試験の中では普通の難易度の試験といえます。

合格者数

オラクルマスターゴールドの合格者数は調査中です。

2.4 ORACLE MASTER Gold取得に必要な勉強時間の目安

ここではオラクルマスターのゴールドを取得するまでに必要な勉強時間の目安を紹介します。ここで紹介するのはあくまで目安です。Silver以降の試験は特にOracle製品を現場で利用する機会の有無と、使い方によって大きく左右される部分があります。また、本人の集中力やこれまでの経験によっても変わるので、参考として見てください。

必要な勉強時間の目安を知ることは資格取得の計画を立てる際に必要です。最短ルートで必要な知識を身に着けて合格するために、参考にしていただければと思います。

オラクルマスターゴールドで必要となる学習時間は、概ね20~40時間程度と言われています。勿論、本人の集中力や業務でDBAとしてどの程度オラクルを触る機会があるかによっても変化しますが、シルバーまでと違い、オラクルマスターゴールドで出題される内容はより専門的な内容となるため、個別に深く学習する必要があります。現場にもよりますが、業務経験だけで補える範囲は限られているため、実業務でオラクルをバリバリ使っているという人でも、ある程度の学習時間を確保しておきましょう。

オラクルゴールドの試験対策の特徴は、既にオラクルの基本的な機能やアーキテクチャを知っている前提での試験となることです。そのため、専門的な深い内容が多くなり、座学で学ぶよりは問題演習(実践)の比率を多めにして、よく問われる部分を集中的に身につけることが合格への近道となります。

どんどん問題を解きながら、わからなかった部分や理解が浅い部分を参考書で補強する、というやり方をおすすめします。

2.5 ORACLE MASTER Goldの試験範囲

ここではオラクルマスターゴールドの試験範囲を紹介します。オラクルマスターゴールドの試験範囲は、下記の通りです。

 

Oracle Master Gold 12c(1Z0-063-JPN)

  • バックアップとリカバリ
  • リカバリ能力の構成
  • バックアップ計画の実装
  • RMAN バックアップ・オプションの設定および非データベース・ファイルのバックアップの作成
  • 障害の診断
  • RMAN を使用したファイルのリカバリ
  • フラッシュバック・テクノロジの使用
  • データの転送
  • RMAN の操作の監視と調整
  • マルチテナント・コンテナ・データベースとプラガブル・データベースの作成
  • CDB と PDB の記憶域の管理
  • 可用性の管理
  • データ の移動、セキュリティ操作の実行、他の Oracle 製品との統合
  • 基本的なバックアップとリカバリの実行
  • RMANリカバリ・カタログの使用
  • バックアップの実行
  • RMAN暗号化バックアップの使用
  • リストアおよびリカバリ操作の実行
  • Oracle Secure Backup
  • フラッシュバック・データベースの使用
  • データベースの複製
  • マルチテナント・コンテナ・データベースとプラガブル・データベースのアーキテクチャ
  • CDB と PDB の管理
  • パフォーマンスの管理

Gold DBA11g | 1Z0-053

  • バックアップとリカバリ
  • リカバリ能力の構成
  • バックアップ計画の実装
  • RMAN バックアップ・オプションの設定および非データベース・ファイルのバックアップの作成
  • 障害の診断
  • RMAN を使用したファイルのリカバリ
  • フラッシュバック・テクノロジの使用
  • データの転送
  • RMAN の操作の監視と調整
  • マルチテナント・コンテナ・データベースとプラガブル・データベースの作成
  • CDB と PDB の記憶域の管理
  • 可用性の管理
  • データ の移動、セキュリティ操作の実行、他の Oracle製品との統合
  • 基本的なバックアップとリカバリの実行
  • RMANリカバリ・カタログの使用
  • バックアップの実行
  • RMAN 暗号化バックアップの使用
  • リストアおよびリカバリ操作の実行
  • Oracle Secure Backup の使用
  • フラッシュバック・データベースの使用
  • データベースの複製
  • マルチテナント・コンテナ・データベースとプラガブル・データベースのアーキテクチャ
  • CDB と PDB の管理
  • CDB と PDB でのセキュリティの管理
  • パフォーマンスの管理

オラクルマスターゴールド試験では、DBAとしての重要な仕事の一つであるバックアップ・リカバリに関して重点的に学びます。また、フラッシュバック機能も、ゴールド受験のポイントとなる部分なので、各フラッシュバック機能の違いしっかりと抑えて試験に臨みましょう。

2.6 ORACLE MASTER Goldの試験日と試験会場

ここではオラクルマスターゴールドの試験日と試験会場を紹介します。オラクルマスターゴールド取得のためには、オラクルマスターシルバー資格の保有と、ゴールドDBA試験への合格が必要です。オラクルの試験の中にはオンラインで受講可能な試験もありますが、Gold DBA試験はテストセンターでしか受験することができません。

申し込み受付期間

オラクルマスターゴールド試験の申し込みは、テストセンターが休みの日を除いて、年中いつでも受け付けています。認定のために必要なDBA試験はSilver取得後にいつ合格してもOKです。Silver資格を取得してからDBA試験を合格するまでの期間にも制限はありません。(※)

 

※製品のバージョンアップに合わせて試験そのものが終了となった場合は別です。

 

自分の予定に合わせて受験することが可能ですね。

試験日と試験会場 <会場試験>

会場での受験には事前予約が必須です。試験会場は全国にあるピアソンVUE社のテストセンターとなります。試験予約時に日時・会場を選んで試験を予約します。

 

テストセンターによっては、テストセンター自前のホームページを持っていて、ピアソンVUEで予約不可の日程でも予約できる場合があるので、自分の都合の良い日程がない場合はテストセンターのホームページも確認してみると良いです

 

申込み自体はいつでも可能ですが、試験会場によっては数日前でないと予約できない場所もありますので、受験の日程が決まったら早めに申し込みを行いましょう。

試験日と試験会場 <オンライン試験>

先述の通り、オラクルマスターゴールドの資格取得に必要なGold DBA試験はオンラインで受講することはできません。

2.7 ORACLE MASTER Goldの合格発表と合格証書

オラクルマスターの合格発表はWeb上で行われます。CertViewというオラクルの資格管理サービス上で試験の状況を確認することが可能です。CertViewでは、試験結果の確認に加えて過去に取得したオラクル資格の状況も確認することができます。

試験結果レポートでは、得点と不正解だった項目(観点)を確認することが可能です。

 

また、見事オラクルマスターに認定された場合は認定者の証としてデジタルバッジをダウンロードすることができます。認定者は履歴書や名刺にバッジを利用することが許可されます。

上の画像のように、オラクルマスターに認定されると、認定バッジをダウンロードすることが可能です。

2.8 ORACLE MASTER Goldの受験料と支払い方法

ここではオラクルマスターゴールドの受験料と支払い方法について紹介します。民間資格だけあって公的資格と比較して受験料は高額です。

 

特に、ゴールド取得のためにはブロンズ⇒シルバーと順番に試験に合格しなければならないため、かなりの出費を覚悟する必要があります。

 

割引価格で試験を受験する方法もあるため、事前に確認しておきましょう。本記事でも、受験チケットを割引入手する方法を紹介しています

受験料

オラクルマスターゴールドの取得に必要な試験の受験料は下の表のとおりです。DBA試験は12c/11gのどちらも定価は26,600円となっています。

試験科目 受験料
Gold DBA11g (1Z0-053) 試験 ¥ 26,600 (税込み¥ 28,728)
Oracle Database 12c: Advanced Administration (1Z0-063-JPN) ¥ 26,600 (税込み¥ 28,728)

受験料の支払い方法

オラクルマスターゴールド試験の受験料の支払い方法は以下の2通りあります。

  • 試験予約時に、ピアソンVUE社へ直接支払い
  • オラクルユニバーシティが発行する「受験チケット」での支払い

どちらの方法でも受験可能な試験に違いはありません。受験チケット(バウチャー)はOracle Universityから購入することができます。受験チケットを購入した場合、利用期限は購入日から6ヶ月となっていますので注意が必要です。

受験チケットを割引で入手する方法

オラクルマスターゴールド試験を割引で受験する方法として、オラクル提携の販売パートナーから受験チケットを割引で入手することで通常より安く受験することが可能です。

 

IT試験ドットコム

IT試験ドットコムは日本オラクルの販売パートナーであり、通常よりも安い価格で受験チケットを入手することができます。Oracle公式ページからの購入でないと不安に感じられる方がいるかも知れませんが、Nicolもオラクルマスターを受験した際には上記のチケットを使って問題なく受験することができました。ベンダー試験はとても試験料が高いので、少しでも安く受験できるようお得な情報を活用しましょう。

会場試験用チケット

28,728円(税込) → 26,720 円(税込)★2008円お得!

楽天経由で購入することになるため、楽天ポイントの分さらに数百円はお得に購入することができます。たったの数百円と思うかもしれませんが、塵も積もれば・・の精神で、少しでもお得に受験しましょう。ポイントアッププログラムなど、楽天のキャンペーンとの組み合わせも有効です。

 

なお購入したバウチャーは、オラクルマスターゴールド試験以外のオラクルの試験にも利用可能です。

 

その他に、Oracle University (Oracle公式のバウチャー販売ページ)では、期間限定でお得なキャンペーンが開催されている場合があります。受験前にチェックしておくと良いでしょう。例えば、1回目の試験で不合格だった場合に2回目の試験を無料で受講できる受験チケット(ただし、通常より少し割高です)などが、キャンペーンで販売されていることがあります。1回で確実に合格できるか不安な人でも、安心できる保険のような効果がありますね。

 

2.9 オラクルマスターゴールドDBA試験の受験ルール

ここではオラクルマスターゴールドDBA試験の受験ルールを紹介します。本記事ではオラクル公式ページ記載の内容の重要なものを要約して記載します。詳細については本家のページを参照ください。

試験の再受験に関して

  • 前回の受験日を含めて14日間は同一科目の再受験ができません。(オンライン試験を除く)
  • 同一科目の受験は、年間5回までです。

合格ラインに関して

  • 合格ラインは改定に伴う変更の可能性があります。
  • 試験問題の中には採点対象外の問題が含まれています

採点対象外の問題は、オラクルの試験問題へのフィードバックに使用されます。

受験チケットに関して

  • 受験チケットの返金・換金などはできません。また、Oracle認定パートナー以外が販売したチケットは利用できません

個人間でのチケットのやり取りは、規約違反となりトラブルのもとなので避けましょう。

  • 再試験受験機能付きの受験チケットは、不合格になった場合に限り同一試験を1度だけ再受験できます。

先にも説明しましたが、Oracle Universityのキャンペーンで再受験機能付きの受験チケットが販売される場合があります。通常チケットと比較して少しだけ高い程度の値段で、万が一落ちたときの再受験を保証してくれるので、安心を買うという意味でも便利なチケットです。とはいえ、精神的にも大変ですし上記の割引バウチャーも使えませんので、しっかり勉強をして一発合格を目指しましょう

資格の廃止と再認定に関して

  • オラクル認定資格の中には認定資格の試験配信終了から1年が過ぎると失効します。

オラクルマスターの資格自体に有効期限はありませんが、古いバージョンの試験が配信終了となると自動的に失効してしまうため、注意が必要です。

 

  • 試験配信の終了日を過ぎても、Oracleが認める最新バージョンの資格にアップグレードすれば資格の更新が可能です。
  • 試験配信が終了する場合は、90日以上前に認定資格ページ(CertView)でアナウンスされます

3.ORACLE MASTER取得のメリット

ここではオラクルマスターゴールドを取得することのメリットを紹介します。

メリット1 スキルの獲得ができる

活用機会が多いスキルを身につけられる

オラクルマスターにも複数のグレードがありますが、ゴールドを取得すれば、どこへ行っても、「オラクル技術者としては一人前の知識を持っている」と認められるでしょう。(勿論、知識だけの話で、技術者としての経験を積んでしこそ、真のプロフェッショナルであることは忘れてはいけません)

 

Oracle Databaseは日本国内の法人向けデータベースとして半数近いシェアを誇っており、資格取得を通じて得たスキルは現場での活用機会が多いです。

 

特に、大企業の基幹系システムではほぼOracleを使っているといっても過言ではないほどの採用率です。顧客が大手である場合は、学んだスキルを現場でも活かしやすく、評価にもつながりやすいでしょう。Oracle Databaseは、業界としては政府系や金融機関系など、性能と信頼性、安定性が求められる業界では特に採用率が高いです。

 

オラクルマスターゴールド保有者は、オラクルDBを扱うプロジェクトにおいては即戦力として活躍が期待されます。DBAの業務を行うことができる技術者はどこでも重宝されますので、オラクルマスターゴールド資格を取得することでキャリアの道が開ける可能性が高まります。

オラクル固有のツールや機能の使い方を体系的に学べる

オラクルマスターゴールドの試験では実業務でも重要となる、バックアップ・リカバリ運用やフラッシュバック機能について重点的に学びます。資格取得のための勉強を通じて、オラクルを採用するならば是非とも使いこなしたい高度な機能を体系的に学ぶことが出来る点はメリットといてます。

メリット2 保有していると転職に有利

スキルを定量的に表すことが出来る

資格全般に言えることですが、オラクルマスターゴールドの資格保有者は、自分のDBAとしてのスキルを定量的に示すことが可能です。特に、オラクルマスターゴールドの保有者はオラクルDBを採用している現場では即戦力級として高い価値を認められます。これは、転職時にも大きなメリットです。

 

資格の効果を活かすためには、実業務でOracleを利用して経験を積むことで、身につけた知識と実績を紐づけ、使えるスキルとして自分のものにすることが可能です。

転職市場でも、そうした人材は「この人は体系的な知識と実戦経験を合わせて持つ、専門性の高い人材だ」と評価されます。

 

利用企業が多い製品の資格である

国内の約半数システムで利用されているDBを扱うスキルの証明ということは、マルチな活躍が求められる今後の転職市場で大きな価値を持ちます。

 

昨今、「今後の労働市場は複数のスキルを組み合わせて人材価値を高めていくことが必要」と言われています。しかし、ここで言う複数のスキルとは、ただのスキルでは駄目で暗黙的に複数の(相手に価値を提供できる)スキルであることが求められています。

 

回りくどい説明になってしまいましたが、「Oracleを使える」ことが有用なスキルの一つになりやすいことは、DB製品としてのシェアからも明らかです。さらにオラクルマスターゴールドともなれば、自分のキャリアの一つの柱とすることも出来る位、専門性の高い資格です。利用機会が多い(=需要が多い)&専門性が高い(=供給が少ない)ことから、きちんと活用できれば自分の価値を高めることに一役買ってくれること間違いなしです。

メリット3 海外でも認められる資格

世界共通基準の認定資格

Oracle Databaseは日本国内だけでなく世界中の企業で幅広く利用されており、非常に知名度が高い製品です。オラクルマスターゴールドの資格を取得することで、国内だけでなく海外でも定量的に自分の能力をアピールすることができます

 

この先の自分のキャリアで、海外勤務になった際にも自分のキャリアにプラスに働きます。欧米では日本と比較して専門性を重視する文化があるため、中途半端な知識ではDBAという重要な仕事につくことは難しいです。

 

しかし、オラクルマスターゴールドを保有しているという事実は海外市場でも変わらずに価値のあるもので、一目置かれることは間違いありません。

 

また、海外のクライアントに対して提案をする場合にも、プロジェクトのメンバーにオラクルマスターを保有するOracle技術者がいることで説得力の高い提案が可能となります。(というか、DBMSにオラクルを採用する規模の会社への提案でスペシャリストがいないというのは、些か心許ないです。)

4.オラクルマスターゴールド 最速攻略法

ここでは、ORACLE MASTER Gold Oracle Database試験に最短最速で合格するための攻略法を紹介します。また、単に試験に最速で合格するためだけでなく、資格取得の効果を最大化するための学習の進め方についても紹介していきたいと思います。

資格をとるぞー!と気持ちが高ぶると、まずは対策本を買ってきて解きはじめてしまう方がいますが(何を隠そう、Nicolも同じタイプなので、気持ちがとてもわかります・・・!)とても非効率なのでやめましょう。オラクルマスターゴールドに限らず、資格試験を利用し実践で使える身になる知識・スキルを効率的に身につけるためには、なんとなく勉強を始めるのではなく計画的な対策が必要です。

具体的には以下の図のような流れで進めていきます。

面倒だな、と思われた方もいるかも知れませんが、闇雲に勉強を始めても学習の効率は悪いです。また、オラクルマスターゴールドの受験費用は3万円近くかかるので、何が何でも、一発合格したいですよね!結局は、最初に少しでも計画を立てておくのが合格への一番の近道です。

それでは各ステップについて具体的に見ていきましょう。

STEP1 目標設定

まずは目標設定です。このページをご覧頂いている以上、「オラクルマスターゴールドを取得する!」が全員の共通の目的だと思いますがここではもう少し掘り下げて考えてみましょう。

目標設定のプロセスは30分で終わります。スケジュール帳とペンを持ってきて、今すぐに初めてみましょう!

期日を決める

オラクルマスターゴールドを取得する」という目標に加えて、もう一つ考えなければいけないことは、いつまでに?ということです。オラクルマスター試験は年中いつでも受験が可能なので、目標の期日を決めておかないとメリハリがなくなりますダラダラ勉強して結局受験しなかった・・・なんていうことになると、かけた時間も、教材などに使ったお金も勿体無いですよね!当然、キャリアップにも繋がりません。

 

特に、オラクルマスターゴールドの試験内容はブロンズ~シルバーのDBA試験で学習した知識が前提となっているため、シルバーDBAに合格後に間を置かずに準備に取り掛かることが有効です。普段業務でOracleを担当していない、という人は不安もあるでしょうし、どのくらいの期間があれば取得できるのか、検討もつかないかもしれません。

 

そんな方は、今からカレンダーをめくって今から2ヶ月後の日付を確認しましょう。そして、その日をDBA合格の受験日、と決めてしまいましょう!もし平日などで時間が取れない場合はその日付の後、一番早く受験できる日時を最初に決めます。これで目標が定まりました。まずは最初のステップをクリアしました。おめでとうございます!

 

日程を決めるとプレッシャーが掛かって嫌だな、と感じるかもしれませんが、あなたの貴重な時間を割く勉強の効果を最大限にするためには、適度なプレッシャーが不可欠です!もちろん、個々人により事情は異なりますので必ず2ヶ月後でないといけないわけではありませんが、最初に受験日を決めてしまうことで、結果的に短い時間で効率的に資格を取得することができます。

 

勉強は、だらだらと長い期間をかけても身につかないどころか、断片的で使えない知識になってしまいます。オラクルマスターゴールドの試験勉強に関するこのページを見ている今が、もっともあなたのやる気が高まっているタイミングなのではないでしょうか?この勢いで、今すぐ手帳を開いて、一気に取得する日程を決めてしまいましょう!

取得の目的を明確にする

オラクルマスターゴールドを取得する目的は、人それぞれだと思います。

オラクルマスターゴールドを取得する目的

  • 取得すると会社で昇進や昇給に有利・報奨金がもらえる!
  • オラクルを仕事で使っておりさらなるキルアップを目指したい
  • 転職(就職)を考えていて、資格で自分のスキルを証明したい

などなど、様々な理由があるのではないでしょうか。時々、「資格なんて実務では役に立たない」という意見があります。Nicolは「どんな学びであれ、それを活かすも殺すも自分次第」という考えを持っています。

 

この考えを押し付けるつもりはありませんが、人生の貴重な時間を投じるからには、「自分がこの経験から何を得たいか」考えてみることは無駄ではありません。

 

また、世間的な評価としても会社での評価としても、資格を持っていてマイナスになることはありません。何かが得られるか?を疑う前に、この経験を自分にとって役に立つものにするため、資格試験取得で得られるものを書き出してみましょう。もしかしたら、自分にとって資格はそれほど必要なことではないとわかり、闇雲に資格に使おうとしていた時間を別のことに使うチャンスが生まれるかもしれません

 

オラクルマスターゴールドの資格取得で得られるもの

  • 会社から昇進・昇給・手当などのインセンティブが得られる
  • 社内でDBAとしてアサインされやすくなる(実践の機会が得られる)
  • 転職活動で有利になる
  • オラクルのDBAとしてのスキルと知識が得られる

などです。これも思いついたものから書き出してみましょう。具体的であればあるほど良いです。例えば単に「給与がアップする」より、「これからの会社人生、転職を考える40歳までの5年間、給与が毎月5,000円上がる」のほうが具体的にイメージできますね。そして、すこし目を閉じて、取得した後に上記で挙げたものを手に入れた自分を想像してみましょう。

 

さあ、「資格取得の目的とその過程で得られるもの」のイメージがアップしたところで、目標達成のための計画に移りましょう!

STEP2 現状分析

目標設定が終わったところで、現状分析を行いましょう。このステップも、長くても30分で終わります。一気に先に進んでいきましょう!

勉強時間のスケジュール

オラクルマスターゴールドの試験準備に必要な時間は20~40時間と言われており、個人差はありますが30時間を勉強に割く前提でスケジュールを検討してみましょう。

 

あなたの日々のスケジュールを考えて、どれくらいの時間が取れそうか考えてみましょう。大きく、平日と休日でそれぞれどれくらいの時間が取れそうか、考えてみましょう。働いている人であれば、毎日の通勤時間を使うのがお勧めです。毎日決まった時間を必ず確保することができるからです。

 

<Point>通勤時間に勉強する場合のポイント

通勤時間を勉強に当てる場合には、全ての時間を勉強に使う前提として考えないことがポイントです。なぜなら、朝に眠すぎて時間が取れない場合や、帰り道に疲れが溜まっていて集中できない場合などが考えられるからです。通勤時間を勉強に使う場合は、大体60~75%程度を使える時間として見積もっておくと良いでしょう。例えば往復で2時間の通勤時間がかかっている人であれば、毎日1時間30分を勉強に使える時間、と考えることができます。

 

こういった配分にしておくことで、1時間の通勤で朝どうしても眠い場合でも30分勉強して、30分居眠りする、というように柔軟に学習を続けることが可能です。

 

もし、計画通りに勉強が進まなかったとしても、ラストスパート時に30分の居眠り時間を勉強に当てることで挽回するなど柔軟な対応が可能です。

 

勉強する場所

学習プランを作成する前提として、確保した時間をどこで過ごすことになるのか、はイメージしておくと良いです。なぜなら、勉強する場所によって使える教材が変わってくるからです。スマホを使っての学習はいつでもどこでもできますが、参考書とノートを広げることは、通勤電車の中ではできませんよね。

 

ただ、ほとんど通勤電車の中でしか勉強時間が取れないよ!という方も安心してください。スマホやタブレットだけでも効率的に学習できる方法は存在します。この後紹介していきますので、まずは、現状を把握するという意味で、勉強時間と合わせて、勉強場所をイメージしておきましょう。

 

STEP3 学習プランの作成

目標設定と現状分析が終わったら、学習プラン、つまり勉強のスケジュールや利用する教材を検討します。この段階で決めることは試験日と現状の自分の状態から逆算して、どの教材を使って、いつ勉強するか、という無理のない計画を作成することです。

学習プランのたてかた

それでは具体的な計画の立て方の例を紹介します。

 

取得の期限として設定した日付までに平日と休日がそれぞれ何日あって、勉強に使える時間が何時間あるのか、を当てはめてみます。例えば、本記事で例として挙げた2ヶ月後であれば休日が約16日、平日が約40日あることになります。

 

平日に1日45分間勉強すれば、それだけで目標である30時間を達成することができますし、平日15分、休日1時間15分でも、30時間の勉強時間を確保することが可能です。

 

目標設定時に、1ヶ月先に目標を設定した人というストイックな方でも、平日1時間、休日2時間の勉強時間を確保することで28時間と、約30時間の勉強時間を確保することが可能です。現場でオラクルを使っている人でなくとも、30時間あれば十分に合格可能です!!

 

どうでしょうか、ざっくりとでも、計画をたてることによって、漠然と取れるか不安だ。。。という気持ちは和らぎ、資格取得が現実的なものだと思えてきますよね!

 

ポイントは「ざっくりでよい」ということです。綿密な計画を正確に作ろうとしてしまうと、もし計画通りに進まなかった場合に、焦りや自己嫌悪などの負の感情が発生して、モチベーションを保つことが難しくなります

 

それよりも、常に「自分には合格するだけのポテンシャルがある!これから勉強すれば挽回できる!」と思えるよう、環境をコントロールすることが大切です。

 

資格取得の目標日付と平日・休日の回数

設定した期限 平日 休日
1ヶ月 20日 8日
2ヶ月 40日 16日
3ヶ月 60日 24日

STEP4 学習

ここまでの計画、お疲れ様でした!

 

いよいよ、最速で合格するための道筋が見えたところで勉強をはじめましょう!ここでは、オラクルマスターゴールドを効率的に攻略するためのステップを、段階別で紹介していきます。

4-1 全体像と頻出ポイントの理解

まず最初にやらなければいけないことは、オラクルマスターゴールドの試験で取り扱われる試験範囲の全体像の把握とその中でも特に重点的に問われる箇所を感じ取ることです。特に、バックアップ&リカバリやフラッシュバック機能、運用系の機能についてはゴールド試験のポイントとなります。ここでしっかりと理解しておきましょう。バックアップ&リカバリに関してはRMANの活用が多くの部分を占める箇所となるため、最初に時間をかけて取り組むと良いでしょう。

 

このときに進め方として、

  • 機能の概要を大まかに理解する
  • 機能を利用する目的や利用シーンをイメージする

ことです。目的や利用シーンのイメージが難しければ気にせず先に進みましょう。問題を解いていくうちに、ポイントがわかってくるはずです。

 

最初から完璧に理解することを目指さず、テンポよく読み進める」ことが重要です。特にゴールド試験ではより実践的な内容を取り扱うため、習うより慣れろの精神で、問題演習に多く取り組むことが効率的に理解を深めるためのポイントです。

 

問題演習を通じてわからない部分があったら、テキストを参照して再確認するという進め方をすることで、ポイントを絞って効率的に学習を進めることができます。

 

そのため、教材は「ストレスなくどんどん読み進める」ことを重視して選んでいきます。

ORACLE MASTER Silver[Silver DBA11g](試験番号:1Z0-052)完全詳解+精選問題集

はい、王道の白本です。実はOracle Master Silverに関しては受験者数が少なくなることや問題が限られてくることから参考書&問題集自体が少ないです。

安定の白本クオリティというか、内容の網羅性と解説のわかりやすさは素晴らしく、この本を買っておけば間違いないことは確実です。

詳しい反面で一度にすべてを理解しようとするとボリュームが大きすぎるので概要の説明を流し読みした後は問題演習でわからなかった点を中心に詳解を見ていくという使い方が良いでしょう。

オラクルマスター教科書 Silver Oracle Database 12c

一応、白本の対抗馬としてご紹介するのはオラクルマスター教科書 「Silver Oracle Database 12c」です。ただこの書籍に関して、Nicolは実際に購入しておらず、取り上げる以上は中身を把握しておこうと思って本屋で中身をパラパラと確認したのですが正直、あまりおすすめできる内容ではありませんでした。

「たくさんの参考書に手を出すより、一つの参考書を完璧に理解したほうが良い」というのはあらゆる試験に関して言えることですがオラクルマスター試験についても同様です。この参考書に手を出すのは白本で一通りの問題をマスターした上での補強として使うのが良いかもしれません。

(ちょっと一休み)コツコツ勉強に便利なアプリを紹介します

資格の取得に一番必要なものは継続的な学習です。そして、資格の取得で一番難しいことも、継続的な学習です。下記の記事では、学習の継続にとても便利なアプリCountapを紹介しています。日々の学習の記録をつけることで、着実に目標に近づいていることを実感できる、おすすめアプリです!

Countapについては以下の記事もご覧ください。

カウンターアプリCountapの紹介!カウントすることで継続と習慣化が可能

4-3 問題演習で実践トレーニング

いよいよ最後のステップです。ここまでの勉強で、オラクルゴールド試験の出題範囲とそこで扱われるオラクル機能について理解が深まっていることだと思います。

資格試験全般に言えますが、インプットとアウトプットの比率はインプット3:アウトプット7とするのが最も効率が良いとされています。試験勉強に時間がかかりすぎて結果が出ない、という人の大半は、最初に参考書を隅々まで読みすぎていることに原因があります

問題演習で大切なことは、3点です。

  • 良い問題集を使う
  • 解説を理解する
  • 複数回繰り返す

この3つのポイントをおさえることで、最も効率的に学習することが可能となります。

驚異の的中率 クラムメディア

クラムメディアは、問題演習を行う上で禁断の最終兵器です。その理由は、「本試験の問題がそのまま出題される」からです。

オラクルマスターゴールドの試験においては、出題される問題の4~7割程度(試験の回によってバラツキがあるようです)が、そのままクラムメディアの問題で出題されます。そのため、クラムメディアを完璧にしておくことで自動的に4~7割の得点が取れてしまうという恐ろしいことが起こります。もし、クラムメディアの問題を完璧にした上で7割も同じ問題が出題されてしまったら、それだけで合格する事ができてしまいます。

 

さらにクラムメディアでは、スマホから勉強が可能なため、いつでもどこでもスキマ時間を活用して勉強をすることができます。資格の取得だけを目的とするならば、まさに、究極の効率アップ手段と言えるでしょう。

 

そんな最終兵器クラムメディアですが、問題や解答に誤植が多く解説も少ないという致命的な課題があります。問題の解説も少ないです。オラクルマスターゴールド試験は古くから沢山の人に使われてきているため、解答の誤植はコメント欄で他の受験生が指摘してくれていますが、慣れるまでは混乱してしまうかもしれません。

 

そのため、クラムメディアを使う場合でも、基本戦略としては白本など良質な参考書をお供に、間違った問題は理由までしっかりと理解して復習していくという形になります。

 

絶対に落ちる訳にはいかない最後のダメ押しとして、クラムメディアを使う、という使い方が効果的と思います。

 

Oracle 12c Gold 向けは下記

※2019年2月現在、12c向けはアップグレード版の問題しか提供されていません。下記リンクの[提供科目一覧]から、試験番号に合った教材を選択すると購入画面に進みます。

Oracle 12C Gold

Oracle 12C Gold

 

Oracle 11G Gold 向けは下記

Oracle 11G Goldの場合は下記のリンクから購入可能です。

Oracle 11G Gold

Oracle 11G Gold

 

ここだけの話、ただ「資格を取得する」ということだけを目的にする場合、最も時間効率が良い方法はクラムメディアの問題集を全て暗記すること。だとNicolは思います。

 

この方法を取る場合、学習はほぼクラムメディアを解くことだけで完結します。最初の1回を解く際に、出題された問題を白本で確認しながら進めて、以降はひたすら問題と解答を覚えます。ただし、全体像を理解しないままの試験対策は使えるスキルになりづらいため、オススメしない方法です。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。オラクルマスターゴールドは、オラクルDBAとして一人前の証とも言える資格です。更に上のランクであるプラチナを目指すという人以外は、ひとまずオラクルマスター試験のゴールとも言える到達点です。

 

世界中で幅広く利用されているOracle Databaseの知識とスキルを保有していることを示す価値の高い資格ですが、試験費用も高いので、是非とも一発合格したいところですよね。本記事の内容が、すこしでも参考になれば幸いです。

 

本記事の内容は随時最新情報にアップデートをしていきます。現在の情報は2018年2月下旬時点の情報をもとに記載しています

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