イーサリアムの概要を紹介!ビットコインに次ぐ仮想通貨の特徴とは?~仮想通貨入門

本記事では仮想通貨のイーサリアムの概要と特徴を紹介します。

 

イーサリアムはビットコインの次に時価総額が大きい仮想通貨です。2017年11月13日現在、仮想通貨市場で時価総額1位がBitcoinで12.1兆円(約54%)であり、それに次ぐイーサリアム/Ethereumは3.4兆円(約15%)の規模となっています。

 

図. イーサリアムの時価総額(2017/11/13時点)

 

2017年11月13日時点で、仮想通貨市場に仮想通貨/トークンは合わせて1,278種類も存在していますが、続く3位のBitcoin Cashの2.3兆円(約10%)と合わせて、仮想通貨市場の時価総額の市場の80%近くがこれら3つの仮想通貨の価値によって成り立っています。

 

図.イーサリアムの価格チャート(2017/11/13時点)

 

なぜ、イーサリアムはこれほどまでに注目されているのでしょうか。本記事ではイーサリアムの概要と特徴を紹介したいと思います。

 

 

イーサリアムの概要

イーサリアムは2013年にVitalik Buterinによりその構想が示され、2015年の7月にベータ版のソフトウェアがリリースされました。

 

Ethereumで取引に用いる通貨は「Ether」(イーサ)です。Etherは現在、Bitcoinと同様に、Proof of Work(PoW:採掘/マイニング)によって発行されています。「現在」と表現したのは、イーサリアムはメジャーアップデートを4段階に分けて行うことを発表しており、Etherの発行方式は今後Proof of Stake(PoS)に移行するとされているためです。

 

 

イーサリアムはコンセプトとして、「スマート・コントラクトを実現するためのプラットフォームの提供」を掲げており、通貨としてのEtherは、スーマート・コントラクトの対価として支払われるために存在しています。

 

イーサリアムの2つの特徴

イーサリアムの特徴として大きく以下の2つが挙げられます。

 

特徴1.スマート・コントラクトのプラットフォームである

スマート・コントラクトとは、「中央機関を通さずに管理された契約」を指します。イーサリアムでは、ビットコインと同様にブロックチェーン技術を使っていますが、取引記録に加えて契約内容を管理することが可能です。

 

イーサリアムには取引で行われる契約を自動的に実行・保存していく機能があり、この機能により、中央機関を通さずに契約を行えるようにするというのが、スマート・コントラクトのコンセプトです。スマート・コントラクトを使って契約が実行されると、その実行内容はブロックチェーン・ネットワーク上に保存されます。

 

 

 

スマート・コントラクトでは、取引の履歴同様に契約情報がブロックチェーンネットワーク上で半永久的に保存されることになります。そのため、信用情報をネットワーク上に蓄積することができるようになります。

 

図. Ethereumのブロックチェーン・ネットワークでは契約情報も保有する

 

取引記録同様、蓄積された信用情報は、ブロックチェーンの特性上、偽ることが極めて困難な、信頼性の高い情報となります。

 

 

スマート・コントラクトは、新規仮想通貨の発行に用いられたり、ビジネス用途においても各所で活用が検討されており、今後ますます注目されてくる技術となるでしょう。

 

 

特徴2.取引の検証方式をPoWからPoSへ移行する

イーサリアムでは、取引の検証方法としてビットコインと同様にPoWの方式を取っています。しかし、今後大規模なアップデートを予定しており、検証方式をProof of Stake(PoS:鋳造/フォージング)に移行すると発表しています。

 

PoSとは?

PoWとは、その名の通り「仕事(=マイニング)をした証明」としてコインを発行します。マイニングには大量の電力を消費しエネルギーの無駄遣いになることが問題視されていました。またPoWには、ブロックチェーンのネットワークの中で総マシンリソースの51%以上を保有することで不正な取引を承認することができる「51%攻撃」と言った課題があり、代替案としてPoSが考案されました

 

PoSは、「保有による証明」という方式であり、通貨の保有額と保有期間が大きければ大きいほど報酬が大きくなるという特徴があります。PoSによる認証では、莫大なマシンリソースが不要であることや、通貨の過半数以上を保有し続けることが事実上不可能であり51%攻撃を防ぐことができるため、PoWの問題を解消した方法として考案されました。

 

PoSによる認証と、コインを取得することは、マイニング(採掘)と対比してフォージング(鋳造)と呼ばれています。

 

PoWからPoSへの方式移行によって、イーサリアムの処理スピードが向上するとともに、取引の認証にかかるコスト(電力)が小さくなります

 

まとめ

  • イーサリアムはビットコインに次ぐ市場を持つ仮想通貨
  • イーサリアムはスマート・コントラクトのプラットフォームとして機能している
  • イーサリアムは取引の検証方式をPoWからPoSへ移行しようとしている

 

※2017年11月13日現在の情報です。
 状況に更新があり次第、追記/修正いたします。

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